元℃-ute鈴木愛理、日本武道館で2年ぶり単独ライブ「きっとみんなを幸せにできる」

アイドルグループ「℃-ute」の元メンバーでソロボーカリストの鈴木愛理が13日、東京・日本武道館で「鈴木愛理 LIVE 2021~26/27~」を開催した。

鈴木愛理が日本武道館で単独ライブを行った【写真:(C)アップフロントプロモーション】
鈴木愛理が日本武道館で単独ライブを行った【写真:(C)アップフロントプロモーション】

「ハイビート気分」など新曲も披露、来年はニューアルバムをリリース

 アイドルグループ「℃-ute」の元メンバーでソロボーカリストの鈴木愛理が13日、東京・日本武道館で「鈴木愛理 LIVE 2021~26/27~」を開催した。

 2002年に8歳でハロー!プロジェクト・キッズに選ばれた鈴木は、05年から17年まで「℃-ute」のメインボーカルとして活躍。グループ解散と同時にハロー!プロジェクトを卒業し、ソロになってわずか2か月で、ハロプロ卒業生で初となる日本武道館公演を開催し、来場者1万人超えの大入りを成し遂げた。歌手活動以外にも、雑誌「Ray」の専属モデル、女優として連続ドラマに出演するなど、マルチな活動を見せている。

 19年以来、約2年ぶりとなる単独ライブは、東京・大阪・愛知の3都市で開催。この2年間、コロナ禍によってライブ、CDリリースなど、本来の活動ができなかった鈴木だが、本ライブは、26歳から27歳の期間にコツコツ発表してきた音楽活動の総まとめ、鈴木の音楽の“今”を届ける公演となった。

 オープニングブロックのMCでは、℃-ute時代から大きなイベントがある際は雨が降ると成功する、というジンクスがあると説明。この日も外は雨模様となったが、「それが今日も引き継がれているのかな」と感慨深そうに語り、「久しぶりにみなさんと同じ空間で単独ライブができることを、地球全体が喜んでいると思ったら、この雨すら愛おしく感じます」と笑顔を見せた。

 ライブ中盤には、東京2020パラリンピック閉会式にも参加したネオ吹奏楽ガールズユニット「MOS」が登場して、鈴木の1stシングル「Escape」などでコラボパフォーマンスが実現。さらに、初披露楽曲4曲が披露されたほか、YouTube「THE FIRST TAKE」で再生回数2000万回を突破して話題となった鈴木雅之とのコラボソング「DADDY!DADDY!DO!feat.鈴木愛理」をソロで熱唱した。

 アンコールで新曲「ハイビート気分」を歌い終えると、来年、ニューアルバムをリリースすることを発表。MCでは、コロナ禍で活動を制限され苦しかった時期があったこと、ソロ活動開始時は自分に自信を持てなかったことを振り返り、さまざまな活動を経て、歌うことが好きだと再確認できたことを告白した。

 そして、「私は何があっても、音楽があって、みんなと集まれる場所があれば、きっとみんな幸せにできるし、幸せになれる」と語ると、Buono!の「ロッタラ ロッタラ」の歌詞を引用して「幸せになるために生まれて、そして誰かを幸せにするために生きていくんだ、と改めて気付けました。今日よりも明日がいい日になれるように、パワーを送るので全部受け取って帰ってください」とメッセージ。その言葉通り、最後まで全力のパフォーマンスでパワーを送り、2年ぶりに開催となった単独ライブを締めくくった。

 鈴木の単独ライブは、23日にNHK大阪ホール公演、11月3日に愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール公演が予定されている。

次のページへ (2/2) 【写真】ネオ吹奏楽ガールズユニット「MOS」をバックに熱唱する鈴木愛理の姿
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