園子温監督「心筋梗塞の原因はこの作品のせい」オリジナル映画「愛なき森で叫べ」
満島はこれが3本目の園監督作品で、園監督と同じ、愛知県豊橋市出身の映画監督志望の青年シンを演じる。EXILE AKIRAが初主演した「ちゃんと伝える」(09)では助監督も務めているが、「スタッフとして付きたいと思ったのは(オダギリジョー主演の)『HAZARD』がきっかけです。オダギリジョーさんが演じていた役名もシンだったので、うれしかった。シンには、自分が故郷にいた頃の感情に近いものを感じました。得体のしれない大人・村田とのストーリーが交錯していく。園監督の作品には、怖いけど、笑ってしまうところもあって、殺戮シーンもなぜか普通に観られてしまう」と話していた。
園組は手抜き厳禁…でんでん「10発以上叩かれて顔が腫れたけど、全部カット」
でんでんは「(園組は)常に大変です。手抜きがだめ。叩くふりはだめ。テストの時から本気。(椎名に)10発以上叩かれて、頬は真っ赤になって、顔が腫れたけれども、全部カットになっていた」というと、椎名も「テストがお好きじゃないので、監督は『すぐに撮ろうよ』というんです。だから、準備がいつも必要だった。7ページくらいの台詞を、テンポよくやっているつもりだったんですけども、『ジョー・ペシのように話してください』と言われた。一日中、手が抜けない」と振り返った。
Netflix発の映画は、ポン・ジュノ監督の「オクジャ」、ノア・バームバック監督の「マイヤーウィッツ家の人々」がカンヌ国際映画祭に出品され、アルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA ローマ」米アカデミー賞作品賞を始め4部門を受賞するなど大きな話題になった。「冷たい熱帯魚」でヴェネツィア国際映画祭に参加した、でんでんは「ヴェネツィア映画祭にもう一回行きたい」と希望。満島も「メイドインジャパンの映画で、いろんな映画祭に行けたらいいなと思っています」と期待していた。
また、この日、日南響子、鎌滝えり、真飛聖の出演も発表された。「愛なき森で叫べ」は今秋、全世界配信予定。
(つづく)