女優の深田恭子が主演を務める映画「劇場版　ルパンの娘」（15日公開）で北条美雲を演じる橋本環奈の場面写真が解禁となった。

　代々泥棒一家である“Lの一族”の娘・三雲華（深田）と、代々警察一家の息子・桜庭和馬（瀬戸康史）の禁断の恋を描いた同作品。2015年8月に発売され、各書店の文庫売上1位を獲得しロングセラーとなっている横関大の同名小説を原作に、19年7月よりフジテレビ系列にてドラマ1作目の放送がスタートした。真剣に全力でふざけるキャストの好演や、泥棒スーツを身にまとった激しいアクションと独特なポージング、そしてミュージカル演出が話題を呼び、放送期間中には毎回関連ワードがツイッターの世界トレンド入りするほど人気を博した。

　橋本が演じる美雲は、京都で代々続く「名探偵一家」の娘。Lの一族が祖父を死に追いやり、北条家を没落させたと思い、正体を突き止めるべく警視庁に入り和馬の部下となるが、次第に華たちが復讐（ふくしゅう）の相手では無かったと知り、もう1人のLの一族の真相を三雲尊（渡部篤郎）とともに協力し、追うという役どころだ。

　今回解禁となったのは、ぼうぜんと立ち尽くす美雲の場面写真。映画の終盤に祖父を死に追いやった人物を目の当たりにするが、意外な真実を目撃し複雑な表情を浮かべるシーンだ。

　美雲を演じる橋本は「この格好を見ていただくと分かる通り、美雲はザッツ探偵です。見た目は探偵アニメに出てきそうなステレオタイプの探偵像なのですが、ものすごいキャラが濃いです。おじいちゃん子という設定なので、今の京都の若い世代の方とかは使われないような京言葉をしゃべります。探偵業を営んでいたおじいちゃんを尊敬しているので、小さいときから勉強していて、すごく頭の回転が速かったりだとか、真相を解明していくのが早かったりするんですけれど、時々こうちょっと天然なところがあったり、かわいらしい部分も詰まっていて、そこが人間味があって、美雲ちゃんのいいところだなと思いながら演じています」と役の分析と努力をしたことがうかがえるコメントを寄せた。