中谷美紀&池田エライザ“自立したい女の子の物語”蜷川実花監督「FOLLOWERS」

池田エライザ
池田エライザ

 2つの世代が交錯する物語に、蜷川監督は「2つのドラマを撮っていた感じでした。りみさんの物語は割と自分に近く、現実なのか、フィクションなのか分からないこともありました。(ヒロインには)共感しかない。なつめの方は、『世界はなぜ、私に気づいてくれないのか』と思っていたことを思い出し、すごく刺激的でした」と振り返る。Netflixでドラマを撮ることに蜷川監督は、「Netflixが好き。あの(Netflixの画面の)棚に並ぶのかと思うと、おそろしいことでもあり、プレッシャーでもあります。ただ、やれることは全部やったのではないか」と手応えを感じているようだった。

蜷川実花監督と中島美嘉(右)
蜷川実花監督と中島美嘉(右)

追加キャストに中島美嘉…葛藤を抱える歌手役…自身が作詞した楽曲も披露

 本作には、夏木マリ、板谷由夏、コムアイ、上杉柊平、金子ノブアキ、ゆうたろうという幅広い世代の豪華キャストが出演。また、この日、追加キャストとして歌手で女優の中島美嘉が、リミの女子会友達のあかね(板谷由夏)がマネージメントする歌手・sayoを演じることが発表された。

 Sayoはかつて人気シンガーだったが、今は表現に行き詰まり、様々な葛藤を抱えて、苦悩する役どころ。中島は「ちょうど私がこのsayoという役柄を聞いたときに、たぶん自分もちょうど、もがいていた時期だった気がして、そういうときに、この役を演じ切ったら、すごく気持ちいかもしれないと思いました。現場では、俳優の経験が多いわけではないので、わからないことはと聞こうとを心がけ、いろいろな演技のテンションを考えて現場に入りました」とコメント。劇中では、自身が作詞した楽曲を2曲披露する。

 Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」は、2020年初頭、全世界190か国へ独占配信される。

(つづく)

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