坂上忍、初対面の斉藤和義が“ギャップ萌え”告白「いつも見ている悪い感じと違って…」
俳優の坂上忍が3日、都内で行われたアニメーション映画「リクはよわくない」(公開中)公開記念舞台あいさつに登壇。「野性爆弾」のくっきー!、森久保祥太郎、浅野真澄、斉藤和義も登場した。
アニメーション映画「リクはよわくない」公開記念舞台あいさつに登壇
俳優の坂上忍が3日、都内で行われたアニメーション映画「リクはよわくない」(公開中)公開記念舞台あいさつに登壇。「野性爆弾」のくっきー!、森久保祥太郎、浅野真澄、斉藤和義も登場した。
同作は、坂上が動物たちと深く向き合うきっかけとなった愛犬リクとの出会いと別れを絵本として書き下ろし、くっきー!がイラストを手掛けた絵本が原作。5歳の「ぼく」が子犬の「リク」とのかけがえのない日々を通して“いのちの大切さ”を学んでいく感動物語だ。
冒頭で坂上は「緊急事態も明けて、わざわざ劇場に足を運んでいただいてありがとうございます」とあいさつし、「劇場でお客様と対面でごあいさつさせてもらえる日が来るとは、なかなか思わなかったので感慨深いです。すごくうれしいです」と語った。
浅野は原作を読み、「絵本の中で本当に家族の一員として、“飼っている”という言葉じゃなくて“暮らしている”とか、“ご飯をあげる”を“ご飯を食べる”とか、そういう感じの言葉遣いなので、そういうちょっとした言葉遣いの中に動物をどういうふうに思っているか、どういう存在なのかということがすごく感じられる絵本」と感想を述べた。坂上は「この上ない褒め言葉。やっぱり絵があの程度ですからね」とくっきー!を見ると、「ダメ出しくらって変えたんですよ。悪い人ですよ」と冗談交じりに反論した。そんなくっきー!に対し、坂上は「今日はくっきー!がすごい頑張ってるんですよ。そんなにウケるっていう空気ではない。その中でくっきー!が、これだけ頑張ってくれてるってこれが大事なんですよ」と称えると、くっきー!は「すごい汗かいてますから。脇、ジャブジャブです」と激白し、笑いを誘った。
また、本作の主題歌「朝焼け」を担当し、自身も猫を飼い動物と寄り添ってきた斉藤は、この日が坂上と初対面。オファーを受けた心境を「あの坂上さんがご指名してくださったのだと思って驚きました。絵本を見させていただいたら、いつも見ている悪い感じと違って……」と話していると、坂上は「ちょっと待って! 違う違う」と否定に入った。続けて斉藤は「こんな優しい物語を作る人なんだと思って、ギャップにやられました」と打ち明けた。そして、坂上は面識がない中で斎藤に主題歌を依頼した理由を「ちびまる子ちゃんのエンディングを歌っているのを聞いて、ピッタリだなと思って。斉藤さんだったら絵本の内容をくんで書いてくださるかと思って。めちゃめちゃ早く曲が上がってきたんですよ!」と驚いたことを伝えると、斉藤は、「猫を飼っていて、似たような経験があったので、珍しく曲が早くできました」と報告。坂上は「初めて聞いたとき100点って思ったんですけど、もう1回、聞き直したんですよ。イントロで変なギター、コーラスでガラガラな声が入っていて、どっかで聞いたことあるな……」と発言すると、隣にいたくっきー!から「あれは、私ですねん」とツッコミが入り、会場が笑いに包まれた。
最後に坂上は「『動物かわいいね』って言うだけでは決してない映画です。命を預かるっていうのは、こんな大変なことがあって、こんな責任を持たなきゃいけないことなんだっていうところもしっかり描かれているんですけれども、ぜひ、親子で見ていただきたい」と熱弁。続けて「動物と暮らしている方々がちょっと疲れたり、ストレスが溜まるときもあるかとは思うんですけれども、この映画を見ていただいて、あらためて『かわいいな』、『大切にしなきゃダメだな』と思い直していただけると本当にうれしいと思いますので、ぜひ1回と言わず2回、3回と見ていただけるとありがたいと思います」と呼び掛けた。