「竜とそばかすの姫」、パリコレとコラボ 3D空間型プラットフォームでライブ配信

大ヒット公開中の細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」(東宝)のアンリアレイジ2022年春夏パリコレクションとのコラボレーションが決定した。アニメーションを用いた新たな試みのデジタルコレクションを発表する運びとなった。

「竜とそばかすの姫」アンリアレイジデザインのベル衣装【写真:(C)2021 スタジオ地図】
「竜とそばかすの姫」アンリアレイジデザインのベル衣装【写真:(C)2021 スタジオ地図】

VR会場にアバターとして来場し、ショーの観覧が可能

 大ヒット公開中の細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」(東宝)のアンリアレイジ2022年春夏パリコレクションとのコラボレーションが決定した。アニメーションを用いた新たな試みのデジタルコレクションを発表する運びとなった。

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 コレクションのテーマは二次元と三次元を表す「DIMENSION」。新たな挑戦として、パリコレクションとアニメーションとの融合、「竜とそばかすの姫」の世界を通して表現される、仮想と現実を交錯させる唯一無二の新しい世界、そしてアンリアレイジが追求してきた日常と非日常の境目をあぶり出す独自の世界が共演する。異なる次元を越境して、新たなファッション表現とファッション体験を目指すという。

 デザイナー森永邦彦と細田守監督の出会いは「竜とそばかすの姫」の制作中で、50億人が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>の“歌姫「ベル」”が着るコンサートシーンでのドレスデザインを細田監督が森永へ依頼したことから始まった。

 森永は、アンリアレイジがパリコレクションでも発表をしている透明なクリスタルのように輝くフォトクロミックビーズを使ったルックや、ブランドが設立当初より貫いてきたパッチワークのルックを“ベル”の衣装にも表現。新しい映画表現と、仮想世界におけるファッションの可能性を、共に拡張した。

 ショーはパリコレクションの6日目、10月2日に行われる。発表は、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)が運営するパリファッションウィークオンラインの専用プラットフォーム並びに、NTTが提供する3D空間型オウンドメディア「DOOR」、ANREALAGE OFFICIAL ONLINEでショー映像が配信される。ショー後、10月2日からは、同様のプラットフォームよりビハインドザシーンムービーを配信スタートする。

 ライブ配信先である「DOOR」は、NTTが提供する3D空間型プラットフォーム。「DOOR」内では、視聴者はアンリアレイジのVR会場にアバターとして来場し、ショーを観覧することができる。ライブ配信終了後には、コレクションに登場した新作ルックを3Dで間近で見ることや、来場者同士のコミュニケーションも可能となっている。同プラットフォームでは10月12日からは、新作アイテムをオーダーすることができるVRショールームも開設。リアルとバーチャルが融合したファッションの新たな体験価値を提供する。

 また、今回のショーで発表するデジタルルックは、ブロックチェーン技術を用いて発行された唯一無二で代替不可能なデジタルデータであり、ブランド初のNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)コレクションとして販売も行う。

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