原田知世、昭和のスナックを…と思っていたらスナックのママ役「すごい!来た!」
1話のゲスト主役は成海璃子…突然、思いの丈を歌い出すシーンも
1話のゲスト主役はコールセンターのオペレーター役の成海璃子。劇中には突然、思いの丈を歌い出すシーンもある。「あの場所自体が異空間っていうこととして考えると、何でもありなんですよ。なかったギターが突然出てきたり、ミラーボールが回りだしたりします。歌はちゃんとメロディーが書かれていて、成海さんの歌も自然で、より切なく、よりリアルに言葉が響いてきて、すごく素敵だなと思いました。そこに、トウコさんの合いの手が入ったり、ちょっとクスッとしたり、切なさと温かさがないまぜになった感じですね」。今後も、ピアノやダンス、タップなどがあるという。
自身ではスナックに行くのか。「行きつけの店があったらいいなって思いますね。『スナック キズツキ』のように昭和の感じで、手作りのおいしいご飯のお店があればなって。お酒に酔って心を解放するって方法もあるけど、それじゃないところでトウコさんがいろんな方法で心を開いていくというのも面白い。トウコさんは魔法使いのようですよね」。
傷ついたときの解消法は? 「傷つくまでは行かなくても、誰かの一言、ちょっとした出来事に違和感を覚えることは誰でもあると思いますし、逆に、自分も何気ない一言で相手に違和感を持たれることもあったかもしれないですね。そういうことって、体調や捉え方でも全然違いますよね。私の場合は一旦、そのことを置いて、友達や姉(原田貴和子)とお酒でも飲んで、全然違う話をします。そうすると、気分転換になります」。原田が新境地を見せる「スナック キズツキ」はコロナ禍で疲れた人々に癒やしを与えてくれそうだ。
□原田知世(はらだ・ともよ)1967年11月28日、長崎県出身。83年、大林宣彦監督「時をかける少女」で映画初主演し、第7回日本アカデミー賞ほか各映画賞の新人賞を受賞。主な出演作に、映画「落下する夕方」「サヨナラCOLOR」「紙屋悦子の青春」「しあわせのパン」「あいあい傘」。ドラマでは、連続テレビ小説「おひさま」「紙の月」「三つの月」「運命に、似た恋」、連続テレビ小説「半分、青い。」「あなたの番です」などに出演。また、歌手としてもデビュー当時からコンスタントにオリジナルやカバーアルバムを発表。