黒木華「みんなが楽になる言葉だな」30歳・姉役で印象に残っているセリフ
コロナ禍でデリバリー、ハマっているアイスクリーム屋さん「1日1個ずつ食べています」
劇中では、お菓子を食べたり、酒を飲みながらぶっちゃけトークが飛び出す。「(コロナ禍で)家にいることが多くなって、お酒はあんまり飲まなくなりましたね。食べるのがすごく好きなので、今はデリバリーでいっぱい頼んで、食べるのが楽しみです。ハマっているアイスクリーム屋さんがあって、クッキーにアイスが挟まっているものがお気に入りです。特にラムレーズンが好き。頼んだ日は幸せが待ち構えていますね。1日1個ずつ食べています」と笑みを見せる。
原作の魅力については「イラスト、姉ちゃんが発する言葉や順平がそれを受けて感じること。言葉のセンスが素晴らしいです。漫画原作は原作ファンの方のイメージもあるので、けっしてリスペクトを忘れてはいけないと思っています。割と自由にやらせてもらいましたが、監督からは、テンポが速い会話ではなく、ゆったりとした間になるようやり取りしてほしい、とお話がありました」
今夏には舞台「ウェンディ&ピーターパン」でW主演し、現在は不倫をテーマに柄本佑と漫画家夫婦を演じた映画「先生、私の隣に座っていただけませんか?」が公開中の黒木。「『僕の姉ちゃん』ではきょうだい2人の空気感を味わっていただけたら。姉ちゃんの言葉に救われたり、共感したりすることがあると思います」。
□黒木華(くろき・はる)1990年3月14日、大阪府出身。2010年、NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」のヒロインオーディションに合格し本格的にデビュー。11年に「東京オアシス」で映画デビュー。13年、「シャニダールの花」で映画初主演を務める。「小さいおうち」(14年)では、第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。「浅田家!」(20年)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。