黒木華「みんなが楽になる言葉だな」30歳・姉役で印象に残っているセリフ

女優の黒木華(31)が、益田ミリの同名コミックを原作にしたテレビ東京ドラマ「僕の姉ちゃん」(Amazon Prime Video で全10話一挙配信中)に主演する。30歳の姉が社会人1年目の弟に鋭い本音ツッコミを入れていくユーモラスな会話劇。黒木のコロナ禍ならではの楽しみとは?

黒木華がテレビ東京ドラマ「僕の姉ちゃん」の主演を務める【写真:舛元清香】
黒木華がテレビ東京ドラマ「僕の姉ちゃん」の主演を務める【写真:舛元清香】

テレ東ドラマ「僕の姉ちゃん」で主演「きょうだい2人の空気感を味わって」

 女優の黒木華(31)が、益田ミリの同名コミックを原作にしたテレビ東京ドラマ「僕の姉ちゃん」(Amazon Prime Video で全10話一挙配信中)に主演する。30歳の姉が社会人1年目の弟に鋭い本音ツッコミを入れていくユーモラスな会話劇。黒木のコロナ禍ならではの楽しみとは?(取材・文=平辻哲也)

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「僕の姉ちゃん」は海外駐在中のため両親不在でつかの間の二人暮らしを楽しむ姉と弟が、部屋でお酒を飲み、それぞれ好きなものを食べながら、恋・仕事・趣味・人生にまつわる会話を繰り広げるシットコム風連続ドラマ。黒木が演じるのは、輸入家電の会社に勤める30歳のOL、白井ちはる。ユーモラスで辛辣(しんらつ)な鋭いツッコミで、社会人1年生の弟・順平をうならせる。

「ちはるみたいな人と友達になりたいとすごく思いました。私にも弟がいるので、2人の空気感がよく分りました。食べることにも、ちょっとしたこだわりを持っているところはすごく似ていますが、私にはあんなにセンスあるワードを選べるスキルはないかな。ちはるは言葉にできないようなことまでズバッと言葉にしてくれる。仕事もきちんとできるし、男性ともちゃんとお付き合いされている。地に足がついているからこそ、ああいう言葉が出てくるんだと思います」

 印象に残っているセリフは何か? 「純平に『3Dプリンターがあったら、何をコピーしたい?』と聞かれて、ちはるは『地面。つなげて地球』と。地球をスキャンしたいって。ホント、壮大だなと思いました。他にも『アンタのいいところは友達が知っているから、別にアンタが知らなくてもいいんじゃない?』と。これはみんなが楽になる言葉だな、本当にそうだなと思い、すごく共感しました」。

 私生活でも弟がいる。「弟の方がしっかりしているので、逆に助けられることが多いです。友達っぽくもありますが、血のつながったきょうだいだからこそ踏み込んだ悩みも話せる。本当にきょうだいがいてよかったな。いてくれてありがたいなって思いますね」。

 弟役は映画「東京リベンジャーズ」などに出演する若手の急成長株・杉野遥亮だ。「撮影当初は役柄や空気感をつかむのが難しいと仰っていましたが、私にはそんな風に見えなくて。だんだんと打ち解け始めてからは順平がそこにいるなと思って、楽しかったです。シャイな方かなと思っていたら、やんちゃな部分もあって、すごく素直でまじめですが、その時々に見せる面白い部分がいいなと思っていましたね」。

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