【週末は女子プロレス♯16】アイドルだけど力持ち 東京女子・渡辺未詩がSKE48荒井優希をプロレスで引っ張る!

東京女子プロレスの渡辺未詩(みう)は、“アイドルとプロレスを両立させるプロレスラー”である。10月19日で22歳になる彼女は小さいころから同性のアイドルグループにあこがれ、将来は自分もアイドルになりたいと思っていた。アイドルオタクぶりは相当なもので、AKBグループはもちろん、地下アイドルのライブにも足を運んだ。そのうえでいくつものオーディションを受け、夢の実現に向けて着々と動いていたのである。

SKE48荒井優希(右)とタッグで新風を巻き起こす渡辺未詩【写真:(C)東京女子プロレス】
SKE48荒井優希(右)とタッグで新風を巻き起こす渡辺未詩【写真:(C)東京女子プロレス】

アイドルオタクがプロレス初観戦で衝撃「私もなりたい!」

 東京女子プロレスの渡辺未詩(みう)は、“アイドルとプロレスを両立させるプロレスラー”である。10月19日で22歳になる彼女は小さいころから同性のアイドルグループにあこがれ、将来は自分もアイドルになりたいと思っていた。アイドルオタクぶりは相当なもので、AKBグループはもちろん、地下アイドルのライブにも足を運んだ。そのうえでいくつものオーディションを受け、夢の実現に向けて着々と動いていたのである。

 が、いいところまで進んだとしてもあと一歩のパターンが続き、アイドルへの道は遠いかと思われた。当時は高校3年生でそろそろ進路を決めなければならない。焦りが生じ始めたとき知ったのがアップアップガールズ(プロレス)(読みは「アップアップガールズカッコプロレス」)のオーディションだった。

 もちろん、アップアップガールズ(仮)については知っていた。これはDDT、東京女子プロレスとのタイアップ企画で、アップアップガールズのブランドからプロレスラーを誕生させるプロジェクト。そこに彼女は飛びついた。プロレスをほとんど知らないままに…。

「プロレスって見たこともないし、プロレスと聞いてちょっとビックリしたんですけど、勢いで受けてみたんですね。アプガプロレスって、なんか闘うのかな?みたいなふんわりしたイメージしかありませんでした」

 オーディション期間中、東京女子プロレスの大会を見学した。当然、生観戦は初めてで、そこで彼女は衝撃を受ける。

「闘うってちょっと怖いけど、選手がキラキラと輝いていて、アイドルに近しいものを感じました。これってアイドルに近い、私もなりたい!とすごく思ったんです」

 見事オーディションを通過し、アイドルとプロレス、両方のトレーニングが始まった。

 合格した4人が先にアップアップガールズ(プロレス)でアイドルデビューし、プロレスでは練習生としてリングを目指した。合格から約5か月後の2018年1月4日、プロレスの聖地・後楽園ホールで4人が一斉にプロレスラーデビュー。現在も3人がアイドルとレスラーを両立させている。

 実際にプロレスを見てアイドルとの接点を発見したという渡辺だが、あくまでもアイドル志望。実際にやってみてプロレスとの兼業に迷いはなかったのだろうか? 例えば、アップアップガールズ(仮)に昇格できないのか?とか、一定期間の活動後プロレスを卒業し、アイドル一本でやれないのか?などなど…。

「ちょうど私たちの半年前にアップアップガールズ(2)(読みは「アップアップガールズかっこにき」)ができたんですよ。当初はアイドルをやりたい思いが強かったので、半年違うだけでなんでこんなに違う道を歩いているんだろうと思いました」

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