ポカリCMでブレーク…「おかえりモネ」17歳女優はゴルフで鍛えたメンタルが武器

茅島みずきは「将来はヒロインを演じられるように頑張りたい」と語る【写真:荒川祐史】
茅島みずきは「将来はヒロインを演じられるように頑張りたい」と語る【写真:荒川祐史】

憧れているだけではその人を超えられない「いつかは朝ドラのヒロインを」

 同世代の事務所のライバルたちと芝居レッスンを受ける中、負けず嫌いの性格に火がついた。「当然、最初は自分が一番下手なので、すごく悔しいなと思いました。でも、うまくできた瞬間に楽しいなと思ったり、自分じゃない誰かになろうと考えている時間が楽しくて、やりがいを感じました。ゴルフで鍛えられたメンタルが今に生きているなと思います。好きなことに対して努力することは苦ではなくて。ゴルフで鍛えられた部分は大きいかなと思います」。

 本番よりも、本読みやリハーサルは緊張するという。「一番緊張したのは『青くて痛くて脆い』の本読みです。吉沢亮さん、杉咲花さんといった、いつも画面で見ていたそうそうたる方々が目の前にいて、圧倒されました。でも、ゴルフをやっていた時の方が緊張していましたね。大勢に見られていますし、1打目は震えてしまって、うまくティーがさせないこともありましたし、前日は寝られないことも。それに比べたら、緊張の度合いは少ないかもしれないですね」。

 昨年、高校進学を機に上京。今年は170センチの長身を生かし、2月から雑誌「Seventeen」の専属モデルを務め、3月にはヒロインを演じた「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」で初舞台を踏んだ。朝ドラのほかにも、江口のりこ主演の10月期のフジテレビ系ドラマ「SUPER RICH」(木曜、午後10時)では、赤楚衛二演じる貧乏学生の妹役を演じることも決まっている。

 憧れの存在は「永野芽郁」と語ってきたが、その思いは少し変化している。「今でも永野さんのことは大好きですが、憧れているだけではその人を超えられないと思うので、今は自分らしく、自分のペースで頑張っていきたいなと思っています。前にある仕事を一つ一つ丁寧にこなして、成長に繋げていきたい。モデル業も楽しいですし、女優業と両方をやっていきたい。そして、いつかは朝ドラのヒロインをやってみたいですね。出演できたことで、より思いが強くなりました」。

 寮生活をしながら、学業と両立中。クールに見られがちだが、おしゃべり好きの明るい性格だと自己分析する。ゴルフで身につけたメンタル、負けん気を武器に、女優業で花を咲かせる。

□茅島みずき(かやしま・みずき)2004年7月6日、長崎県出身。17年、「アミューズ 全県全員面接オーディション 2017 ~九州・沖縄編~」グランプリ受賞。14歳の時に「ポカリスエット」のCMに出演。20年に「青くて痛くて脆い」で映画デビュー。舞台「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」でジュリエット役に抜てきされる。Seventeen専属モデルとしても活躍し、「東京ガールズコレクション」は19年より9回連続出演中。170センチ。趣味・特技:ゴルフ。

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