西川きよし、前立腺がん発見は妻ヘレンのおかげ「小さなことからコツコツと見ていてくれた」
タレントの西川きよし・ヘレン夫妻が14日、都内で行われた「おくらせない手紙キャンペーン」Kick offイベントに登壇した。イベントでは2015年に前立腺がんと診断されたきよしとその受診を後押しした妻・ヘレンのアンバサダー就任を発表。2人は“がん”告知されたときの状況などを振り返った。
2015年に前立腺がんと診断 当時の状況を振り返る西川きよし・ヘレン夫妻
タレントの西川きよし・ヘレン夫妻が14日、都内で行われた「おくらせない手紙キャンペーン」Kick offイベントに登壇した。イベントでは2015年に前立腺がんと診断されたきよしとその受診を後押しした妻・ヘレンのアンバサダー就任を発表。2人は“がん”告知されたときの状況などを振り返った。
きよしは「『まさか、自分が』と思いました。ショックでした。笑顔を作らなければならない仕事なのに聞いたときは、ガックリきました。青天のへきれきでした」と、宣告を受けたときの心境を明かした。
当時、1時間半おきにトイレに行くようになっていたというきよしは、「これが本当につらかった」と語気を強める。ヘレンも「そうすると私も目が覚めるじゃないですか。トイレからもなかなか帰ってこない。付き添うこともありました。だんだんひどくなっていったので、『これは、お医者さんに診てもらおう』と背中を押しました。遅れていたら“がん”が進行していたかもしれない。夫婦だから分かることもありますね」と述懐した。
また、きよしが「僕は昭和21年生まれでどうしても親孝行をしなければ、家族を守らなければと考えてしまう世代。この年なら大丈夫だろう、勝手に自分に診断してしまうんですね」とつぶやくと、ヘレンは「ご家族が積極的に後押しすることが大切なんです」とフォロー。きよしは「小さなことからコツコツと家内が横で見てくれたことが後押しになった」と笑顔を見せ、ヘレンの方を向き大きな目を開いて、「ありがとうございました」と頭を下げた。
同キャンペーンは、前立腺がんの受診を遅らせないことをテーマとし、今後は症状を我慢せず医師への相談を促す「遅らせない手紙を送る」アクションを展開していくという。