内田理央、こじらせラブコメで“下品にならない”絶妙さ 「女性にも共感」を意識した演技観
女優の内田理央(29)が主演を務めるドラマParavi「来世ではちゃんとします2」(テレビ東京系)が29日に最終回を迎える。いつまちゃんの同名漫画が原作の同作は、恋愛と性をこじらせたイマドキ男女の赤裸々ラブエロコメディー。2020年1月にスタートしたシーズン1はネット配信もされ、Netflixのランキングでは4位までに入るほど好評だった。今回、内田にシーズン2の撮影現場の様子や役作り、見どころなどを語ってもらった。
主演ドラマ「来世ではちゃんとします2」(テレビ東京系)を語る
女優の内田理央(29)が主演を務めるドラマParavi「来世ではちゃんとします2」(テレビ東京系)が29日に最終回を迎える。いつまちゃんの同名漫画が原作の同作は、恋愛と性をこじらせたイマドキ男女の赤裸々ラブエロコメディー。2020年1月にスタートしたシーズン1はネット配信もされ、Netflixのランキングでは4位までに入るほど好評だった。今回、内田にシーズン2の撮影現場の様子や役作り、見どころなどを語ってもらった。(取材・文=梶原誠司)
内田が演じる主人公・大森桃江は、性に奔放で5人のセフレがいる性依存系女子。桃江が勤務するCG制作会社・スタジオデルタのメンバーもBLオタク、魔性のタラシ、処女厨、風俗ガチ恋と、恋愛や性をこじらせた面々が顔をそろえる。同作では、それでもひたむきに生きる彼らの人間模様をコミカルに描く。「女性にも共感してもらえるように、下品にならないようポップなせりふ回しを心掛けました」と内田が言うように、シーズン1ではリアルではあるが、かわいらしさの残る演出が印象的だった。
シーズン1の一番好きなシーンを聞くと、しばらく考えながらも「最終話のラストシーンですね。スタジオデルタのメンバーと屋上で真冬の空の下、宴会みたいなことをして、『来世ではちゃんとしますということで』と言いながら乾杯するんですけど、撮影も楽しかったし、このドラマの一番明るい部分というか、どんなにこじらせて、どんなに心が痛くても、『まあこれでいいや』という感じだったのがすごいすてきだったし、印象に残っています」と振り返った。
それから2年もしないうちに続編となるシーズン2がスタート。シーズン2でも個性豊かな前作メンバーが再登板している。「こんな早いスパンで2ができるのはうれしかったです。シーズン1を作っているときから『シーズン2も作れるんじゃないか』と皆で言っていたので、それがかなった。シーズン1の現場は緊張感がありましたし、皆で相談しながら、キャストやスタッフたちと作り上げていきました。シーズン2は信頼関係ができているので『お任せしまーす』みたいな感じでしたね」。
今回のシーズン2では、各キャラクターの内面をさらに掘り下げ、シリアスな恋愛シーンも数多く登場している。内田は「シーズン1で桃ちゃん(桃江)が松田君(小関裕太)とくっつきそうでくっつかなかったのが私的にも見ていてドキドキしていました。シーズン2では2人の距離が縮まるのが見どころです」とアピール。また、「シーズン1ではどんなに切ないシーンでもコミカルでほんわかとしていましたが、シーズン2の桃ちゃんは涙が出てくるほどの感情をあらわにしたシーンが多かったですね」と感想を述べた。