「eFootball 2022」試遊会で感じた操作性の変化 没入感を高める新カメラにも注目

30日にリリースされるKONAMIの新作サッカーゲーム「eFootball 2022」メディア向け試遊会が3日、都内にて開催された。さまざまな新要素が紹介されるとともに、出席したプロ選手による実演も行われている。

「eFootball」メディア向け試遊会が開催された【写真:ENCOUNT編集部】
「eFootball」メディア向け試遊会が開催された【写真:ENCOUNT編集部】

最も変化を感じたのは守備時の操作 “読み”によって攻守の逆転が容易に

 30日にリリースされるKONAMIの新作サッカーゲーム「eFootball 2022」メディア向け試遊会が3日、都内にて開催された。さまざまな新要素が紹介されるとともに、出席したプロ選手による実演も行われている。

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 登壇したのは、「eFootball」プロデューサーの木村征太郎氏、MCの岸大河氏、そして「DetonatioN Gaming」所属のレバ選手、「ZETA DIVISION」所属のちょぶり選手の4人。プレゼンテーションでゲーム概要をあらためて説明し、そこから質疑応答、試遊、対戦会という流れで進んでいった。

 プレゼンテーションでは、「ウイニングイレブン」から新生した「eFootball」の主な“ピッチ上の進化”に言及。「ボールタッチの強弱が自由に」「ボールを触らない駆け引き」など、ゲームプレーにおける重要なポイントや、新カメラやボールの挙動などを含めたさまざまなシステム面の改良について説明がなされた。

 実際の試遊に入り、最も“変化”を感じたのは、守備時の操作だ。今作では「1対1」の進化がテーマとなっているが、ボールを持つ選手と相対したときの駆け引きのリアルさは、実際のサッカーを好きなプレイヤーほど感じることができるだろう。また、これまでの「ウイニングイレブン」にはなかった「パスカット」のコマンドも追加されており、相手の攻撃をしっかり読んでコマンドさえ入力すれば、攻守を逆転させることも決して難しいことではなくなっている。

 ほかにもボールに触らないフェイントによる駆け引き、攻守両面でフィジカルを生かすためのコマンドがあるなど、1対1の局面を盛り上げるための追加要素は非常に多い。ただ、なかなか試遊の時間のみでは全てを使いこなすのは難しかった中で、特に印象に残ったのが新カメラ「デュエル」だ。

 通常はスタジアムのメインスタンド2階のような視点でプレーしつつも、例えばサイドの攻防など、1対1がクローズアップされる局面に移ると、カメラがズームアップしてドリブルする選手と守備に入る選手の勝負を大きく映す。言葉にすると「全体像が見にくくなるのでは?」とも感じられるかもしれないが、実際にはスムーズな視点移動により、1対1の勝負への没入感を高めてくれた。

「eFootball」の実演を見せたちょぶり選手【写真:ENCOUNT編集部】
「eFootball」の実演を見せたちょぶり選手【写真:ENCOUNT編集部】

 この点については、日頃からYouTubeなどで精力的に発信しているちょぶり選手も「カメラは思ったよりもグーッと寄っていくので、慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、より臨場感を持って楽しめる」と実感したという。リリース後、まずは体感してほしい変化と言えるだろう。

 また、リアルさの追求という意味でポジティブに感じたのは、ファウル基準の改善だ。これまで以上に理不尽なファウル判定が減り、フィジカルによってボールを奪ったり、逆に相手をはじき飛ばしてドリブルで前進したりすることができる。木村プロデューサーはこうしたバランス調整について「時間と経験がなせる技」と語っており、「eFootball」という新ブランドながら、「ウイニングイレブン」として培ってきたものが随所に生きていることも感じさせた。

次のページへ (2/2) 「eFootball 2022」は「完成するのではなく、どんどん積み重ねていく作品」
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