【ズバリ!近況】「魔女たちの22時」で“戸籍上は男”と告白したモデル・佐藤かよが告白を後悔した理由
はるな愛(49)やKABA.ちゃん(52)など、トランスジェンダーであることを公表し活躍している芸能人は少なくないが、11年前、バラエティー番組で突然、“戸籍上は男”だとカミングアウトし視聴者を驚かせたモデルがいた。佐藤かよさん(32)だ。あまりに女性らしい美しさで、信じられない視聴者も多かっただろう。佐藤さんは今、どうしているのか。都内のスタジオで佐藤さんに聞いた。
自分と向き合う時間が欲しくて海外へ
はるな愛(49)やKABA.ちゃん(52)など、トランスジェンダーであることを公表し活躍している芸能人は少なくないが、11年前、バラエティー番組で突然、“戸籍上は男”だとカミングアウトし視聴者を驚かせたモデルがいた。佐藤かよさん(32)だ。あまりに女性らしい美しさで、信じられない視聴者も多かっただろう。佐藤さんは今、どうしているのか。都内のスタジオで佐藤さんに聞いた。(取材・文=中野裕子)
――最近はどんな活動をしているのですか。
「2020年の3月に韓国から帰国して、GUの広告モデルのお仕事やゲーム実況の配信、YouTubeの配信などをしています。2年前の7月にソウルに移住し、普段はソウルの弘大(ホンデ)付近で生活し、1、2か月に1回、日本でお仕事があると帰国する、という生活を始めていたんです」
――今は日本を拠点に?
「テレビの収録と取材があって日本に戻ったときに新型コロナで緊急事態宣言が発せられ、日本に足止めされそのまま日本にいるんです」
――そもそも、なぜ韓国へ?
「韓国には私が好きなものがたくさんあるから。その1、2年前から『海外に住みたい』と思い、米国やフランス、韓国を転々としていました。実際に住んで、一番気に入ったのが韓国。安くておいしいご飯屋さんやコーヒーのおいしいカフェがたくさんあるし、大好きなトッポギをどこからでもデリバリーしてくれるし、韓国コスメやメイクも大好きです」
――韓国ではどのような生活をしていたのですか。
「生活費は日本での仕事を引き続きしていて、ゲーム実況の配信からも得られていました。格闘ゲームの大会で準優勝したり、ゲームは昔からやり込んでいましたから。ソウルへ行ったことをきっかけに『リーグ・オブ・レジェンド』にハマッて2日に1回以上配信し、韓国のゲームコミュニティーの大会にも出たりして楽しかったですよ」
――ゲームを糸口に韓国に溶け込んでいったのですね。
「韓国は、“憧れの女性像”も私に合ってましたね。日本は小柄で控え目な女性が好まれますが、韓国では背が高くてヒップラインがキレイで、格好いい女性がモテたりするので頑張って私もそうなりたいなぁ、って憧れました(笑)。あと、好き嫌いや思っていることをハッキリ言い合う、韓国人のコミュニケーションの取り方も心地よく感じます」
――日本に戻って、日本のよさを再認識した部分もありますか。
「去年、日本に戻って、日本人の優しさも改めて感じました。でも、コロナが落ち着いたらまたソウルで暮らしたいです。私のお仕事はどこにいてもできますから」
――海外に住みたい、と思ったのはなぜですか。
「自分と向き合う時間が欲しい、と思ったからです。夢だったアパレルショップの店員になり、モデルやタレントのお仕事までさせていただきましたが、これからどう生きていくか、考えたいな、と思って。じゃあ日本を離れて韓国で暮らしてみて何か見つかったか、というとまだ分からないんですけど(笑)、韓国語を勉強しメイクに詳しくなっていい出会いや経験も増えたので、自由に動けない今は、とにかくやれることをやろう、自分の“好き”をテーマにYouTube配信して、みんなで情報交換とかできたらな、と思っています。お仕事以外の時間も、ネット通販サイトを見て、新しい韓国コスメや洋服をず~っとチェックしています」