高橋幸宏「年を取ることは悪いことじゃない」映画「男と女」で自身と重ねる

映画「男と女 人生最良の日々」が1月31日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国で公開される。1966年に製作された不朽の名作「男と女」。あれから53年後の2人の物語を、前作と同じキャストとスタッフで描いた注目作だ。この作品の特別試写イベントが17日都内で行われ、ミュージシャンの高橋幸宏と野宮真貴がゲストで登場し、今作の見どころや作品を通した「大人の恋の話」など、話に花を咲かせた。

映画「男と女」のファンと語った高橋幸宏
映画「男と女」のファンと語った高橋幸宏

映画「男と女 人生最良の日々」高橋幸宏&野宮真貴トークイベント全文(前編)

 映画「男と女 人生最良の日々」が1月31日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国で公開される。1966年に製作された不朽の名作「男と女」。あれから53年後の2人の物語を、前作と同じキャストとスタッフで描いた注目作だ。この作品の特別試写イベントが17日都内で行われ、ミュージシャンの高橋幸宏と野宮真貴がゲストで登場し、今作の見どころや作品を通した「大人の恋の話」など、話に花を咲かせた。

 スタントマンの夫を事故で亡くした未亡人アンヌ(アヌーク・エーメ)と妻を亡くしたレーサーのジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)の2人の大人の恋愛を描いた名作「男と女」から53年、いまや記憶を失いかけているジャン・ルイは、アンヌのことだけを追い求めていた。そんな父の姿に息子はアンヌを探し、2人を再会させることを決意する。長い年月が過ぎたいま、アンヌとジャン・ルイの物語が再び動き出す。

 そんな名作にぴったりの高橋と野宮がゲストで登壇。初めに野宮が2016年にカバーしたフランシス・レイの名曲「男と女」をアコーディオンの伴奏で披露し、トークイベントがスタート。

野宮真貴は中学3年生で18回見たという高橋に驚く
野宮真貴は中学3年生で18回見たという高橋に驚く

自分の人生とオーバーラップする

――前作「男と女」は劇場で18回もご覧になったんですよね?

高橋「中学3年生でした。生意気な中学生でしたね」

野宮「中学生で18回見たってことは、今まで何十回ってことですよね?ませてる!」

高橋「高校、大学とどこかでやってたら見てましたね」

――そんな「男と女」を愛して止まないおふたりに、「おとなの恋愛のたしなみ」についてもお話をうかがいたいと。

高橋「おとなの恋愛ですか?子供だからなぁ(笑)」

(全員笑)

――映画をご覧になった感想はいかがですか?

高橋「この試写会を見た会場の皆さんにむしろ聞きたいくらいなんです。賛否両論あったりもするのかな?例えば『人間が年を取っていくのって残酷だな』って解釈しちゃうと、(そんな先入観で)なかなか映画館に行かない人もいるんじゃないのかなって思います。でも実はそうじゃない。最初の10分間のジャン=ルイ・トランティニャンの表情だけで『この映画は大丈夫! 成功!』と思いました。ルルーシュ監督とは2度ほどお会いしましたけど、あの人は時々『Smic, Smac, Smoc(恋人たちのメロディー)』とか『流れ者』とかそういう映画の中で、どこまで本当なのかわからないギャグを結構入れてくるじゃないですか? すごいシュールな映像とかポンと入ってきたり、前作の『男と女』もそうだったけど、『映画の中の話なの?』『夢の中なの?』っていうシーンを織り交ぜてくるんだけど、ただあの人は、やっぱり映像はものすごい良いですよね。2人でルーツェに乗って出ていくときに、いきなり音楽がクロスするじゃないですか。自分の人生とオーバーラップする。年を取っても、ああいう感じいいよなって」

野宮「私もそう思う。50年前に作られた名作『男と女』は、私にとって大人の恋、お洒落映画として、大好きな作品だったので、今回またあの2人に会えるという嬉しさと同時に50年という時間の経過でどういう感じに描かれているのかなという期待と不安と入り混じったような気持ちで見たんですが、また2人が再会して「新しい恋が始まる」。そういう感じで見れました」

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