RIZIN初の無観客イベント「RIZIN LANDMARK」で再起戦の渡部修斗を直撃「マジカルチョークを狙います」
メインの朝倉未来は「気にならない」
前述通り、新イベント「RIZIN LANDMARK」は「無観客」で実施される。
「(無観客イベントには)前から興味があって、無観客ってどんな感じなんだろう? って思っていましたね。楽しそうじゃないですか。すごい静かで。僕は人がいると緊張しちゃうタイプなので。やったことないので分かんないんですけど、そういう意味で、初めてなので興味はありますね」とニコリ。
もちろん、伊藤戦の結果いかんによっては、年末に開催されるRIZINの大みそか大会にお呼びがかかる可能性は高まるだろう。
「自分が初めて“生”で格闘技を見たのが大みそかの『Dynamaite!!』で、大みそかに強い憧れがあったので、ここで圧倒的に勝つことができれば、バンタム級は選手が多いので(試合が組まれるかもしれない)。バンタム級の試合で大みそか、やりたいなっていうか、アピールできるような試合ができたらなと思っています。それがやれたら自分史上最高なんじゃないかな」
当日メインでは朝倉未来VS萩原京平戦が行われる。
「自分の試合以外は誰の試合があっても気にならないですね、全然。自分の試合に集中って感じですね。しっかり勝って、自分の実力を証明できる試合にしたいです」
実は渡部に話を聞いたのは、8月29日に東京・大森のゴールドジムで開催された「NEXUS FESTIVAL」での試合後だった。同大会は全50試合が約10試合ごとに入れ替え制(密にならないよう、選手、関係者を入れ替える)で実施され、渡部は第28試合で、前田浩平とのグラップリングマッチとしてエントリーされていた。
結果は1R2分33秒、得意のマジカルチョークで前田を仕留めているが、「RIZIN LANDMARK」での伊藤戦でも、マジカルチョークを狙っていくのだろうか?
この問いに対して渡部は「あると思います」と即答。「なんでも狙っていきます」と続けた。
「最近はモチベーション高く練習していて、充実しているんですよ。だから当日、一番強い自分を見せたいなって思います」
最後は爽やかにそう口にした渡部。いつだったか渡部が口にした、「凡人の最高峰」を目指して、新たな挑戦が始まる。