東京都の小池百合子知事が3日、都庁で行われた定例会見に出席。菅義偉首相が自民党総裁選の不出馬を表明したことについて驚きを語った。

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　菅首相はこの日、記者団に対し、自民党総裁選に立候補しない意向を表明。また、関係者に任期限りでの辞任の意向を伝えたと報じられた。

　これに小池知事は「総裁選にお出にならないと聞き、大変驚きました。コロナ対策についても、かなり大胆に積極的に進めてこられた。ワクチンの職域接種にしても人口比に対しての体制作りなど、さまざまな具体例がある」と菅政権の政策を評価。「なかなか組織を動かすのは力のいるもの。ましてコロナでは各省庁をまとめていかなくてはいけない。本当に効果がある方法は法制局がイエスと言わない。その中で対策を取ってこられた」とねぎらった。

　緊急事態宣言のタイミングなど、効果が不十分だった点についても「従来株のとき、最初の緊急事態宣言のときとは、人々の受け止め方、協力金の支給など、戦況は刻々と変化している。同じツールにしても毎回同じようにはいかない。今はワクチン、抗体カクテル療法など、素手で戦ってきたところに武器が入ってきた。こうやって武器を2つそろえられたことは評価に値すべき」と話した。

　また、次期自民党総裁については「どこの国も国難として捉えている。これからもコロナ対策というのはどなたがリーダーになられても最重要な課題となっていくと思う」と話した。