女優の高畑充希が1日、都内で行われた、主演映画「浜の朝日の嘘つきどもと」（9月10日全国公開、福島県先行公開中）の公開直前イベントに登壇。大久保佳代子も出席した。

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　この日、高畑は演じる茂木莉子（もぎ・りこ）にちなんで、映画館のチケットのもぎりを“体験”。実際にチケットをもぎることはできなかったが、高畑は「皆さんがもぎるのをただ見るっていう。でも皆さんがこうやって足を運んでくださって、とてもうれしく思います」と感想を述べた。

　本作は、「百万円と苦虫女」「ロマンスドール」など多くの話題作を世に送り出してきたタナダユキ監督のオリジナル脚本。福島県・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身の女性が高校時代の恩師との約束である“「朝日座」再建”のため、小さな“うそ”をついても映画館を守ろうと奮闘する姿を描く。高畑は、主人公・茂木莉子（本名：浜野あさひ）を演じる。

　先日、高畑と大久保は約1年ぶりに福島に訪れたそうで、高畑は「時間がゆったり流れている感じは、去年とあんまり変わらなくて癒されるなっていうのと、あと桃を食べて帰りたいって思っていたら桃のスープが出てきて、おいしかったです」と伝えると、大久保も「あれは、おいしかった」とコメントした。

　また、高校時代の恩師・田中茉莉子を演じた大久保の演技に高畑は、「役の魅力と大久保さんの魅力がパズルみたいにはまって、私的には“ベスト・オブ・大久保さん”だと思っていて。それぐらいめちゃくちゃチャーミングだし、たぶん見た人みんなが大久保さんと付き合いたくなるって思いました」と絶賛すると、大久保は照れながら、「前回もこんな感じで大久保さん史上一番かわいいんじゃないかって言われていたんですけど……。家帰ってDVD見直したんですよ。やっぱり横顔はゴリラ。鼻と口が同じところまで出てるなと」と発言し、笑いを誘った。

　最後に高畑は、「個人的にも（新型コロナウイルス禍の）自粛期間が明けて最初のお仕事だったんですけど、そのときの自分の状況がぐちゃぐちゃしていて。この映画の中にちりばめられているタナダ監督のせりふが自分の中にグサグサ刺さってしまって。本当にいいタイミングでいい映画に携われたと思っています」と語り、「メッセージ性は強いけど、とても気軽に見れたり、大久保さんのかわいさに浸ったり、ほっこりした気持ちになれるすてきな映画になりましたので、ぜひたくさんの方に広めてもらって、できれば映画館で見ていただけたらなと思います」とメッセージを送った。

　またこの日は、主題歌を担当する3ピースバンド「Hakubi」の片桐、ヤスカワアル、マツイユウキも駆け付け、「栞」を披露した。