――「風を待つ」はドローンを使用した空撮での1カット撮影が話題となりましたよね。

岩田「尾道の階段をずっと走りながら踊りました。あれはヤバいです(笑)」

門脇「バーっと走っていてもう足がパンパンでした」

岩田「今回は寒さとの戦いとは別に、何回もダンスシーンを撮ったんです。朝から始まって夜の真っ暗になるまで、あんなに踊り続けた日はないと思うくらい一生懸命踊りました」

――過去3枚のシングルと比べて自分が成長できていると実感することはありますか？

岩田「4thシングルが発売されると発表があってから2日後にはもうMV撮影でした。時間がなくて大丈夫かなと思う自分もいましたけど、今まで頑張ってきた甲斐があってか、いざ撮影では結構スムーズにできるようになっていて、自分の成長を改めて感じました」

門脇「凄いね。私はめちゃくちゃ緊張していたよ。何も分からないから、これはどうやって撮るんだろう、とずっと思っていました」

岩田「みゆちゃんはアワアワしちゃったもんね(笑)」

門脇「その時、少し体調も崩していてパニックになってた(苦笑)」

――門脇さんは緊張しないタイプのイメージもありますが。

門脇「本当ですか？」

岩田「緊張しなさそう。いつもにこにこして、イエーイって言っているから(笑)」

門脇「緊張すると、逆に何かやっていないとダメなんです。じっとしていられなくて」

岩田「みゆちゃんは緊張すると急に踊り出すんですよ(笑)」

門脇「気を紛らわせないとね。手はめちゃくちゃ震えてますよ、私も人間なので(笑)」

――曲でお気に入りのパートや歌詞はありますか？

門脇「私はサビが全部違うところが好きです。1サビ(1番のサビ)と最後のサビは一緒のことが多いですけど、今回はすべて違うので、秋元(康)先生はこの曲を一生懸命考えてくださったんだなと感じました。本当に嬉しいです」

岩田「とてもいい歌詞なので悩みます……」

門脇「本当にいいよね！」

岩田「2番の『まだ流れていない涙に怯えるな　未来の悲しみは後で泣けばいい』というところがすごく好きです。これから先、上手くいかなかったらどうしようと考えることもありますけど、でも『未来の悲しみは後で泣けばいい』と聴いて、たしかにそうだなと。何が起こるか分からないからこそ、今は頑張っていこうって、思わせてもらいました」