「自分は自分でいいんだ」宝塚のサヨナラ公演から6年、柚希礼音が達した新境地

最高のステージへ「なるべく舞台上にありのままでいようと思っています」

 公演ではMCでのファンとのやりとりも好評。「今はコロナで声を出すことは難しいのですが、その分、ファンの皆さまはこんなことを聞きたいんじゃないかな、ということを話していくつもりですし、何かアイデアが浮かんできたら、どんどん膨らませていきたいと思っています。今の状況に緊張している方もいっぱいいらっしゃると思いますが、感染対策をしてお迎えするつもりです」と万全を期すつもりだ。

 2015年5月の宝塚のサヨナラ公演では1万2000人のファンに見送られて6年。「いろいろ頑張って女らしいことを学んでみたり、服も普通の女性っぽいものを着てみたりしましたが、今は、『自分は自分でいいんだ』と思っています。前回の『REON JACK 3』ではドレスも着てみましたが、今回は一番似合うスタイルで、なるべく舞台上にありのままでいようと思っています」。宝塚のレジェンドは最高のステージを見せるべく稽古に励んでいる。

□柚希礼音(ゆずき・れおん)6月11日、大阪府出身。1999年、初舞台。2009年、宝塚歌劇団星組トップスターとなる。主な主演舞台に「ロミオとジュリエット」「オーシャンズ11」「眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)にー」など。14年には日本武道館での単独コンサートも実現するなど、宝塚歌劇100周年を支えるトップスターとして活躍。15年5月10日、「黒豹の如く」、「Dear DIAMOND!!」にて宝塚歌劇団を退団。受賞歴は「第30回松尾芸能賞」新人賞、「第65回文化庁芸術祭賞」演劇部門新人賞、「第37回菊田一夫演劇賞」演劇賞。22年1月~上演予定のミュージカル「ボディガード」に出演予定。

■ヘアメイク:CHIHARU
■スタイリスト:後藤則子

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