俳優の青木涼が27日、東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で主演映画「夢判断、そして恐怖体験へ」初日舞台あいさつに登壇。芦川よしみ、奥津貴之監督も出席した。山岸芽生も出席予定だったが、新型コロナウイルス感染症濃厚接触者と判断されたため、欠席となった。

誰もがアッと驚く夢のタッグ…キャプテン翼とアノ人気ゲームのコラボが実現

　本作は大川隆法企画の第4弾で、テーマは「夢解き」。人々が実際に体験した不思議な夢や心霊現象の真相を、大川隆法氏がリーディングによって解明し、その実例をもとに、霊的世界をリアルに描く。

　本作で初主演となった青木は、「初日を迎えられたことにホッとしております。皆さまのご支援のおかげで、こうして公開に漕ぎつけることができたと思っております」と安堵の表情を見せ、「初主演ということで、最初はどうなるんだろうという気持ちもあったんですけれども、芦川さんをはじめ、共演者の皆さまに助けていただきまして、神山圭治というお役目を果たさせていただきました。本当に皆さまのおかげだと思っております」と感謝を伝えた。

　役との共通点について、「いろんな人の心に寄り添って、心を救っていく仕事をしていると思って、そこが神山圭治と自分の中の共通項だなというふうに感じた」と説明。心理カウンセラーを演じるにあたっては、「役者として演じるというベースではなく、理解したものとして、心をもっと探求していきたいという1人の人間として、この神山圭治を演じようと思ったときに、覚悟が決まった瞬間がありまして、そこをベースにして撮影に望ませていただいたかなと思っています」と語った。そんな青木について芦川は、「映画『美しき誘惑―現代の「画皮」―』で“チャラ男役”のイメージがあったけど、現場でお会いしたら別人だったので、さすが役者さんだなと思いました。『同じ人？』っていう感じでした」と驚いたことを打ち明けた。

　また、司会者から本作にちなみ、恐怖体験を聞かれた青木は、「あんまり恐怖体験をしたことがないんですよね。この作品の脚本をいただいたときに、これを自分が演じるのかっていう恐怖体験をしました。自分とはかけ離れた役なので」と発言し、笑いを誘った。

　最後に青木は、「今までの人生で夢がセピア色というか、白黒だったんですけど、この撮影を経てカラフルになって、においとか風とかがリアルになったんですよね」と変化を明かし、続けて「私たちみんな夢の中で霊的な体験をしている存在なので、そういう自分に気付くっていうことができる映画じゃないかなと思います。夢というものをテーマにしているんですけれども、すごく逆説的に私たちが住んでいるこの世界こそが夢なんだっていう逆転が起こるような映画になっておりますので、周りにいる大切な方に見ていただいて、この夢から覚める感覚っていうものをぜひ味わっていただきたいなと思います」と作品をアピールした。