「温かいおもてなしをありがとう」ジャマイカの金メダルを救った五輪スタッフ セルビア大使館に招待

東京五輪陸上代表でジャマイカのハンスル・パーチメントの窮地を救ったストイコヴィッチ河島ティヤナさんがSNSを更新。セルビア大使館に招待されたことを明かし、初々しいユニホーム姿を公開した。

金メダリストを救ったスタッフがセルビア大使館に招待【写真:ENCOUNT編集部】
金メダリストを救ったスタッフがセルビア大使館に招待【写真:ENCOUNT編集部】

とっさの機転に感謝「セルビア・日本・ジャマイカの友好関係を深化」

 東京五輪陸上代表でジャマイカのハンスル・パーチメントの窮地を救ったストイコヴィッチ河島ティヤナさんがSNSを更新。セルビア大使館に招待されたことを明かし、初々しいユニホーム姿を公開した。

「セルビア共和国大使館 初めて行きました! 温かいおもてなしをありがとう」

 こうつづったのは東京五輪でスタッフを務めたティヤナさんだ。

 パーチメントは陸上男子110メートルハードル準決勝で移動バスを間違え、逆方向の会場に到着してしまった。そこでティヤナさんが助力。パーチメントにタクシー代を渡して急いで国立競技場に向かわせた。パーチメントは競技に間に合い、決勝では金メダルを獲得。その後、ティヤナさんを再び探し出し、金メダルを手に感謝を伝えた。

 このエピソードは世界が配信し、ティヤナさんは一躍脚光を浴び、ジャマイカ政府は招待を約束した。ウサイン・ボルトも感謝するなど、ティヤナさんのSNSにはジャマイカ国民からお礼のメッセージが殺到している。

 実はティヤナさんの両親はセルビア人と日本人。そこで、今回のセルビア大使館訪問にいたった。

 同大使館の公式サイトは「ティヤナさんの優しさあふれる行動を話したパーチメント選手の動画は世界中で拡散され、彼女は瞬く前に注目されることになりました。コヴァチュ大使は彼女の善意に対して改めて感謝の意を示し、記念品を贈呈しました」と説明している。

「ティヤナさんの両親はセルビア人と日本人。彼女の素晴らしい行動は、セルビア・日本・ジャマイカの友好関係を深化するものであります。大使館スタッフ一同、この度の大使館訪問を大変喜ばしく思います」と行動を絶賛した。

 SNSユーザーからは「あなたの行動は五輪精神そのもの」「全ジャマイカがあなたに感謝している」「あなたの優しさは地球くらい大きくて純粋」「美しいジャマイカの島にもいらしてください」「コメント欄、めっちゃジャマイカの方多いっ!!ユニフォーム、可愛いっ!」など国境を超えて多くの反応が寄せられている。

次のページへ (2/2) 【写真】ティヤナさんが公開した実際の写真
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