熊本旅館破壊事件の真相 泥酔していない船木誠勝と元猪木番記者が語った新事実
乱闘に加わらずいち早く部屋に引き揚げていたのは
乱闘や破壊行為には加わらず、嫌な気配を察して、とっとと部屋に避難したレスラーもいた。
「蝶野(正洋)さんやライガーはこれはやばいからって部屋にいたらしいです。賢いですよ。余計なことはしない」(船木)。のちの黒のカリスマ・蝶野のクレバーさは当時から頭1つ抜けていたようだ。
はちゃめちゃな宴会で武藤と高田は急接近。前田に殴られた後、2人は宴会場から消える時間帯があった。船木は「そしたら裏のほうで2人で話をしていた。すごく話し合っていました。『俺、すごく分かるよ』って高田さんは言っていました」。前田にやられた武藤がやり返す場面もあり、「じゃんけんして1発ずつ、殴り合うゲームやる。最終的に高田さんが前田さんをはがい絞めにして、武藤さんが殴っていました」。前田と船木も含め、なぜかみなが全裸になっていた。「4人でフルチンになって肩を組んで酒を飲んでいた」と吉武氏は証言した。
旅館で大暴れした一行だったが、宴会はお開きに。その後、一部は二次会に突入。「高田さんが『武藤連れて飲み来い』って言ったんです。武藤さんは寝ちゃっていた。代わりに飯塚を連れて飲みにいきました。たぶん、朝の5時くらいまで。延々にカラオケを歌っていましたよ」と船木は述懐した。
旅館からは修復のための賠償を請求された。その額を巡ってはこれまでも幅広い意見が出ている。吉武氏は「あれはウン十万じゃ済まないですよ」と金額にかかわらず、その汚れや破損規模の大きさを指摘していた。
このイベントの模様は後日、チャクリキYouTubeプレミアムチャンネルで配信される。