松坂桃李、「孤狼の血」公開に感慨 役所広司の“後継役”に「圧倒的に不安でした」
俳優の松坂桃李が21日、都内で行われた主演映画「孤狼の血 LEVEL2」(全国公開中、配給:東映)の公開記念舞台あいさつに登壇。鈴木亮平、西野七瀬、音尾琢真、中村梅雀、小栗基裕、白石和彌監督も出席した。
松坂桃李が主演作への熱い思い「本当にすごくうれしいです」
俳優の松坂桃李が21日、都内で行われた主演映画「孤狼の血 LEVEL2」(全国公開中、配給:東映)の公開記念舞台あいさつに登壇。鈴木亮平、西野七瀬、音尾琢真、中村梅雀、小栗基裕、白石和彌監督も出席した。
原作は、柚月裕子の「孤狼の血」シリーズ3部作で、2018年の公開作の続編。本作では原作では描かれていないオリジナルストーリーを展開する。物語は、広島県を舞台に警察と裏社会のタイトロープを続けていた一匹狼の刑事・日岡秀一(松坂)が、圧倒的“悪”の上林成浩(鈴木)によって、秩序が崩れていくさまを描く。
初日を迎え松坂は、「このような状況の中、これだけたくさんの方に来てくださって、すごくうれしいです。去年の10月頃から撮影をしてスタッフ、キャスト一同本当に最高のエンターテインメント作品ができたと思っております。それを今こうやって皆さまに届けることができるのが、すごく幸せを感じております」と感慨深い様子で語った。
続編をやると聞いたときの心境を「圧倒的に不安でした」と告白。前作で役所広司演じる伝説の刑事・大上章吾が亡くなり、その意思を受け継いだのが日岡ということもあり、「僕が役所さんがやっていた立ち位置をやるってことか、みたいなことをちょっとずつ思って、どんどんどんどん緊張感というか、不安が高まってきて。前作では、大上さんの背中にくっついて、おんぶに抱っこ状態だったので。それが、今度は自分が役所さんがやっていた立ち位置に自分が立つのかと思うと、ちょっと足がガクガクしましたね」と理由を説明した。
また、司会者から「最近テンションの上がったこと」を聞かれた松坂は、「尾田栄一郎さんからサインをいただきました」とうれしそうに明かした。テレビ朝日系ドラマ「あのときキスしておけば」で共演していた井浦新が、漫画家の尾田栄一郎氏と知り合いだそうで、「現場で『桃李くん、“ONE PIECE”好きだっけ?』という話をしていて。後日、“ONE PIECE”の色紙をプレゼントしてくださいました。それは、すごくテンション上がりました。玄関に飾っています」と明かした。
最後に松坂は「ようやく皆さまにお渡しできる日がきました。本当にすごくうれしいですし、コロナ禍で、なかなか難しいというふうに言われてきましたけれども、なんとか作ることができて。その分、エネルギーにあふれた作品になっていると思います。そのエネルギーをエンドロールの最後の最後まで見ていただいて、しっかりと受け取っていただきたいです。まだ見てない方たちに感想を伝えてもらえると幸いです」と呼びかけた。