なぜ「ウイニングイレブン」から「eFootball」に? “新ブランド”に込められた決意
「『ピッチ内の遊びはわれわれが一番面白い』という思いを持って」
――今作では配信開始後のロードマップを公開しています。こちらにはどのような意図があるのでしょうか。
「最近は他社タイトルを含めて、ロードマップをオープンにして、いろいろなフィードバックを得てより良くしていくという開発スタイルが一般的になっています。少し先の計画を見ることによってファンの方に楽しみにしていただくこともできるでしょうし、自分たちの計画をはっきりさせるという面もありますね」
――ロードマップを見ると、eスポーツ大会が一つのゴールのようになっています。
「『eFootball』は最大規模のeスポーツプラットフォームを目指していますので、実現のためにロードマップではeスポーツをメインに持ってきました。ただ、軸足を完全にeスポーツに置いているわけでもなく、今まで通り『ウイニングイレブン』で面白かった遊び方はもちろんできるようにしていくつもりです。『ウイニングイレブン』は対戦が面白いゲームとして評価していただいていたので、その部分は『eFootball』としても変わらないようにしていきたいと考えています」
――やはり、まずは対戦の面白さが一番のアピールポイントになるのですね。
「そう思っています。やはり対戦あってこその『ウイイレ』でした。ライセンス契約など、ゲームの外側でのいろいろな課題はありつつも、『ピッチ内の遊びはわれわれが一番面白い』という思いを持って、ゲームの開発を続けています」
――タイトル変更に伴う変化について、不安を感じているファンの方には朗報ですね。
「はい。ただ、『タイトルだけ変わって、中身は一緒だね』となるのではなく、『eFootball』での変化も感じてもらえるとうれしいですね。実際にプレイしていただけば変化が分かるような作りになっていますし、今までの定番だった操作方法なども新エンジンを作る上で一から見直しました。対戦の面白さに注力して、そのためにフィットする操作方法を取り入れています。その点では今までの『ウイニングイレブン』シリーズから大きく変わっていますので、今まで遊んでいなかった方も『eFootball』では実力者の方々とも同じスタートラインから始められるのではないでしょうか」