笑福亭仁鶴さん、84歳で死去 上方落語会の発展に尽力、吉本興業の礎を築く

落語家の笑福亭仁鶴さんが17日、骨髄異形成症候群のため、大阪府内の自宅にて死去した。84歳。所属事務所が発表した。葬儀はすでに近親者、関係者で執り行われた。

2016年8月撮影、なんばグランド花月にて
2016年8月撮影、なんばグランド花月にて

上方落語家の存在を全国に広める

 落語家の笑福亭仁鶴さんが17日、骨髄異形成症候群のため、大阪府内の自宅にて死去した。84歳。所属事務所が発表した。葬儀はすでに近親者、関係者で執り行われた。

 1937年1月28日、大阪市生野区生まれの笑福亭仁鶴さんは、62年に6代目笑福亭松鶴に弟子入りし、翌年から吉本興業に所属。劇場で高座に上がりながら、テレビ、ラジオ、ドラマ、映画、舞台など多彩な才能を各方面で発揮した。

 上方落語家の存在を全国に広め、長きにわたって上方落語会界の発展に尽力。多数の所属タレントが劇場にとどまらず、テレビやラジオなどさまざまな場所で活躍する現在の吉本興業の礎を築いた。

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