人気アイドルグループ「King & Prince」の平野紫耀が20日、都内で行われた主演映画「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～ファイナル」の公開初日舞台あいさつに登壇。橋本環奈、佐野勇斗、浅川梨奈、影山優佳（日向坂46）、河合勇人監督も出席し、作品への思いを語った。

　累計部数1650万部を超える大ヒット漫画を実写化し、2019年9月に公開された「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～」は、観客動員数180万人を超える大ヒットを記録。前作では、主人公・白銀御行（平野）と四宮かぐや（橋本）の選挙戦は終結したものの、「告白したら負け」という恋愛頭脳戦は決着がつかないまま幕を閉じ、続編となる本作で決着する。

　初日を迎え平野は、「最高ですね。うれしいです。撮影もコロナ禍の真っただ中で、不安もあったんですけど、たくさんの方々に初日から見ていただけるようになって、うれしさと感動が同時にきてまいります。来てまいります？」と、冒頭から“平野節”が飛び出した。

　エンドロールでは、主題歌のKing & Prince「恋降る月夜に君想ふ」の曲に合わせて、劇中に登場する生徒会メンバーがダンスを披露している。平野は「僕はメンバーより先に生徒会メンバーと踊っているんですよ。皆さんダンスも上手で、明らかに岸（優太）くんよりは（振りの覚えが）早かったです」と暴露した。生徒会メンバーで踊っているのを（King & Prince）が見て覚えたりとか。浅川が踊っているのを（高橋）海人は熱心に覚えていました。今の海人があるのは、浅川のおかげです」と感謝を伝えると、浅川は「高橋さん、光栄でございます」と照れ笑いを浮かべた。

　また、いかに映画「かぐや様」を愛しているか「かぐや様愛」を訴える演説では、それぞれが作品に対する愛を30秒で伝えるコーナーもあった。劇中で金髪だった平野は「これは僕じゃないかな」と自信を見せ、続けて「頭皮的にも一番頑張っていたのは僕です。ブリーチ何回したことか。計10回以上はしていると思います。これも『かぐや』のためでございます。白銀御行のために染めて、根本が黒くなってきたらすぐ染める。つながらなくなってきたらすぐ染める。これが僕のすべての愛です」と熱弁。1分8秒で時間オーバーとなったが、「一番心に響くかぐや愛」に選ばれ、特製のたすきを五輪の金メダルのように自身で掛け、笑顔を見せた。

　最後に平野は「こういうご時勢の中、足を運んでいただきありがたく思っています。2年前の『かぐや様』が皆さんに愛される作品になって」と感慨深い様子で語り、「今回は皆さん、スタッフ、キャストの皆さんで前作を超えられるように頑張った作品でもあるので、前作を超えられるように皆さんも応援していただけるとうれしいです。皆さん、自分の体のこととか周りのことも愛しながら、この作品も愛してもらえるとうれしいです」とメッセージを送った。

※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか