西島秀俊、初共演の岡田将生にベタぼれ「本当に純粋な人」 心配の“親心”も

俳優の西島秀俊が20日、都内で行われた、映画「ドライブ・マイ・カー」の初日舞台あいさつに登壇。岡田将生、濱口竜介監督も出席した。参加予定だった三浦透子は、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いが生じ、PCR検査の結果は陰性だったものの欠席。霧島れいかも新型コロナウイルス感染症濃厚接触者との接触があったため、欠席となった。

舞台あいさつに登壇した西島秀俊【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した西島秀俊【写真:ENCOUNT編集部】

村上春樹原作 カンヌ国際映画祭4冠を獲得

 俳優の西島秀俊が20日、都内で行われた、映画「ドライブ・マイ・カー」の初日舞台あいさつに登壇。岡田将生、濱口竜介監督も出席した。参加予定だった三浦透子は、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いが生じ、PCR検査の結果は陰性だったものの欠席。霧島れいかも新型コロナウイルス感染症濃厚接触者との接触があったため、欠席となった。

 初日を迎えて西島は「本当にうれしいです。撮影期間中にコロナでいったん撮影がストップしたり、撮影中は丸々一日ずっと集中し続けて、スタッフ、キャストで撮影し続けた作品なので、本当に初日を迎えられて、皆さんに見ていただけて、本当に感無量です」と感慨深い様子で語った。

 また、初共演の岡田について西島は「本当に純粋な人で、大丈夫なのかな、こんな大人がいっぱいいる世界(芸能界)で……」と口を開くと、岡田は「僕、もう32才です」と照れ笑い。続けて西島は「心配になるよ、本当に純粋なので。もちろん経験を積んで十分大人でタフな男性ですけれども、本当に繊細というのは常に感じるので。そこはずっと持ちながら、外側を強くなっていって、両方持っててもらえると、いちファンとしてはすごく幸せ」と打ち明けた。

 同作は、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門への出品し、日本人、日本映画としてカンヌ史上初となる脚本賞を受賞したほか、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞も受賞。合計4つの受賞はカンヌ史上初となる快挙だ。この日は、脚本賞のトロフィーが披露され、西島は恐る恐るトロフィーに顔を寄せ、「割れそうですね、気をつけないといけないんだよね」と見入った後、「日本で1個しかないんですよね。濱口さん、本当によかったですね」と喜んだ。

 最後に西島は、「この登場人物たちに、また会いたいと思ってくださることがあれば、ぜひ劇場に足をお運びください」と呼びかけた。

 原作は、村上春樹氏による同名短編小説。妻を失い喪失感を抱えながら生きる舞台俳優であり演出家の家福(西島)が、愛車で向かった広島でみさき(三浦)と出会い、目を背けていたあることに気づかされていくさまを描く。

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