全国高等学校ダンス部選手権、山村国際高が優勝 鈴木春花キャプテン「最高の舞台となりました」
18日、東京都渋谷区にあるLINE CUBE SHIBUYAにて第9回全国高等学校ダンス部選手権が行われ、優勝は山村国際高(埼玉県)に決まった。同校の鈴木春花キャプテンは「やったよー」と喜びの声を上げた。
審査員のTRF・SAMも称賛「本当に素晴らしかったです」
18日、東京都渋谷区にあるLINE CUBE SHIBUYAにて第9回全国高等学校ダンス部選手権が行われ、優勝は山村国際高(埼玉県)に決まった。同校の鈴木春花キャプテンは「やったよー」と喜びの声を上げた。
鈴木キャプテンは「すごいうれしいです。このみんなと優勝できたのがうれしいのと、みんなと楽しく踊れて最高の舞台となりました」と心境を明かした。さらに、この日の舞台については「みんなでモチベーションの上げ方を工夫して考えていきました。みんな、ステージまでの持っていき方がうまくなったなと思いました」と冷静に考察した。
同大会は2013年の第1回大会から始まり、今年で9年目となる。ダンス技術のみを競い合うのではなく、審査基準は“漢字2文字のテーマをいかにダンスで表現するか”。これにより「技術力」「表現力」を総合的に審査する。今年は、全国162校の中から、映像提出による予選を勝ち抜いた上位31校。さらに前回大会の上位5校を合わせた計36校が決戦を繰り広げた。
山村国際高は「情熱」と書いて“ルージュ”の2文字。ダンスで情熱を伝えたいと思いからこの2文字に決めたという。「コロナ前よりも練習の時間が少なくなり、日数も限られている中で、日々、濃い練習をしていました。私たちは全国大会で優勝したいという思いが絶対強い。その気持ちを曲げなければ全国制覇ができると思っていました」と鈴木キャプテンは強い気持ちを言葉にしていた。
審査員は初参加となるTRFのSAM、テリー伊藤ら全5人。また、2年連続で高校生ダンス部を応援してきたDJ KOOが今年もゲスト出演し、大会を盛り上げるDJパフォーマンスを披露した。
SAMは「山村国際は昔から強いチームなんですけど、本当に素晴らしかったです。賞を取れなかったチームも好きなチームがたくさんあった。見ごたえがありました」と感想を述べ、審査員長のテリーは「山村国際、本当におめでとうございました。素晴らしかった。ルージュというテーマは重いんですが、女性らしさ、華やかさもあって、踊りもまた素晴らしかった。皆さんの努力の結晶だと思います。帰ってご家族やお仲間に報告してください。これからも今日の日を誇りに思って生きてください」と賛辞を送った。
準優勝には帝塚山学院高(大阪府)、3位には優勝常連校の大阪府立登美丘高(大阪府)が入賞した。