韓国ドラマの名シーンを再現 ハイクオリティーな世界観を堪能できる「韓ドラ展」
韓国ドラマが世界中のファンを魅了する中、東京・渋谷のヒカリエホールでは「スタジオドラゴン 韓ドラ展」が開催されている。同展では「ヴィンチェンツォ」、「スタートアップ:夢の扉」、「キム秘書はいったい、なぜ?」の3作品にフォーカス。広報担当者は「五感を刺激する胸キュンの仕掛けがたくさんあります」とPRしている。
韓流ドラマブームを牽引する「スタジオドラゴン」の3作品を紹介
韓国ドラマが世界中のファンを魅了する中、東京・渋谷のヒカリエホールでは「スタジオドラゴン 韓ドラ展」が開催されている。同展では「ヴィンチェンツォ」、「スタートアップ:夢の扉」、「キム秘書はいったい、なぜ?」の3作品にフォーカス。広報担当者は「五感を刺激する胸キュンの仕掛けがたくさんあります」とPRしている。
「スタジオドラゴン」はアジア最大規模のドラマスタジオで、2016年に韓国CJ ENMのドラマ事業本部から独立して設立された。250人以上の中核クリエイターを抱えており、年間30タイトルほどのドラマシリーズを制作している。20年のNETFLIXワールドワイドTOP10には「愛の不時着」、「サイコだけど大丈夫」、「青春の記録」、「スタートアップ」、「悪霊狩猟団:カウンターズ」を送り込むなど高い制作力を誇っている。
今回の「スタジオドラゴン 韓ドラ展」は「スタジオドラゴン」の作品だけを取り上げた世界初の展覧会で、3作品の魅力にどっぷりハマれる工夫があちこちに仕込まれている。
入場するとまず待ち構えているのはダークな「ヴィンチェンツォ」の世界。照明を極力暗くしてノワールコメディー復讐劇である「ヴィンチェンツォ」のムードを再現した。冷徹で非情なイタリアマフィアの顧問弁護士が、ばく大な富と利権を握る巨大組織に正義の鉄槌を下す壮絶な戦いを描いた同ドラマ。クオリティーの高いハリウッド大作級の映像が巨大スクリーンで流れ、主役のヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)の名ぜりふが頭上から降り注ぐスポットでは声のシャワーを浴びているような体感が得られる。また、劇中で着用された衣装やパスポートなどの小道具も展示されており、その完成度の高さについ見入ってしまう。
コーナーを曲がると、今度はパッと明るい光が広がる。韓国のシリコンバレーで成功を夢見る若者たちの成長を描いた「スタートアップ」の世界だ。劇中で登場するサンドボックスのカフェが再現されており、来場客が自身の夢をメモに書いて貼り付けるロビーには「コロナが終わり韓国に行きたい」「韓国ドラマは私の人生」などの願いごとが書かれていた。