第5世代移動通信システム「5G」を活用して渋谷を創造文化都市に深化させる「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」の記者発表会が24日、東京・渋谷PARCOで行われ、タレントの若槻千夏や企業関係者らが出席した。
　
　同プロジェクトは、「au 5Gで渋谷の街を創造文化都市へ」という理念に賛同したランドオーナーやテクノロジー企業などが参画するもので、5Gとの融合でアート・音楽・ファッションといった渋谷が有するエンターテインメントなど多様な文化を深化させる取り組みだ。

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　24、25日は、渋谷駅ハチ公前広場に5G可搬型基地局を設置し、1964年の渋谷の街並みへタイムスリップできるau 5Gを活用したXR体験ブースを開設。また、25日は、渋谷で開催されるライブイベント「uP!!!NEXT 須田景凪～晩翠～powered by au 5G」と参画企業が連携した、渋谷の街を活用する新しいライブ拡張体験の取り組みを実施。26日には格闘ゲームの祭典「Evolution Championship Series：Japan2020」決勝戦のeスポーツライブ中継イベントなどが展開される。
　
　若槻は一般社団法人渋谷未来デザインのフューチャーデザイナーを務めている。自身の渋谷との関わり合いについて、「17歳のデビューの時からずっと渋谷に住み続けています。なのでリアルな区民です。渋谷はダイバーシティー(多様性)を掲げていて、若者だけでなくママや子供たちにとってもエンターテインメントな街になってほしいなと思ってお手伝いをさせていただいています」と話した。

　新技術の5Gについて理解を深めたといい、「これまでは5Gは早いな便利だなぐらいに思っていましたが、ちょっと調べてみたらものすごいものとめちゃめちゃ感動しました。マジでYouTube見てください、すごいです。オリエンタルラジオのあっちゃんのYouTubeが一番分かりやすかったですが、4Gから5Gへの振り幅がハンパない。5Gは世界を変えるものなんだなと正直驚きました」と感激した様子。

　さらに、「いろいろなことができるなとわくわくしました。私が見たYouTubeなどの情報は、地球の裏側にいても遠隔操作で手術ができたり、自動運転ができる。5Gができることはめちゃめちゃあるんですよ。それを渋谷はエンターテインメントに落とし込んでいる。このプロジェクトの素晴らしいところだと思っていて、子供たちにも渋谷に行きたいと思ってもらえるようなエンターテインメントな街になる。母親としてもワクワクしています」と語った。

　渋谷区長の長谷部健氏は「渋谷の目指す多様性、互いに認め合って混じり合いながら新しい価値文化を世界に発信していく。具体的なできごとがこれから始まる予感にわくわくしています」と強調した。