スーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」のスピンオフ、東映特撮ファンクラブ（TTFC）オリジナル作品「ヨドンナ」が8日、配信開始となった。敵のボス“ヨドン皇帝”の秘書官として主役に負けない人気を誇ったヨドンナ。テレビシリーズ最終話では悲しき最期を迎えた彼女へのコメントがSNSに多数寄せられた。“スーパー戦隊史上初”となる悪の幹部に焦点をあてた作品について、ヨドンナを演じる話題のコスプレイヤー・桃月なしこと今作の鍵を握る女子高校生・柿原瑞希役の女優・西葉瑞希に見どころを聞いた。（取材・文＝福嶋剛）

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――テレビシリーズでは悪役ながら大人気だったヨドンナですが、忠誠を尽くしたボスに見捨てられるという悲しい結末を迎えてしまい、ファンからは異例の悲しみの声が上がりましたね。

桃月「そうですね。切な過ぎる最期でしたからね」

――そんな“ヨドンナロス”から立ち直れるような楽しみな作品がいよいよ配信となりました。

桃月「はい（笑）。今回は、キラメイジャーの最終回で消滅したヨドンナのその後を描いたストーリーなんです。現世に戻りたいヨドンナは、死後の世界で少々手荒なマネをしまして（笑）、勝手に現世に戻っちゃうんです」

――ヨドンナらしいです（笑）

桃月「ですよね（笑）。そこで充瑠くんのエネルギーを吸い取って復活しようと試みたら、誤って柿原瑞希という女子高校生に憑依（ひょうい）してヨドンナと一体になってしまうんです」

西葉「私の演じる柿原瑞希は普通の高校生活を送っていたんですが、ひょんなことがきっかけで悪い大人たちに追われる身になってしまい……」

桃月「一体になった人が死んでしまうとヨドンナも困るので次々とトラブルに巻き込まれる柿原さんを守りながら一緒に悪い大人たちと戦うという物語です。『怒涛のセクシーバイオレンスアクションエンターテインメント』というキャッチコピーが付いていて（笑）」

西葉「コピーが長い（笑）」

――キラメイジャーとは一味違ったワクワク感がありそうですね！

桃月「そうなんですよ！　スピンオフとしてもアフターストーリーとしても両方楽しめますし、子どもたちだけじゃなくて大人が見ても絶対にワクワクする内容になっていますから。ぜひ皆さんに見ていただきたいです」