桃月なしこ主演“スーパー戦隊史上初”悪役のスピンオフ物語「ヨドンナ」を語る
桃月なしこを大きく変えたキャラクター
――桃月さんはコスプレイヤーとして大人気ですが、お茶の間では“引っ越しのCMのお姉さん”としても親しまれています。きっとまだ引っ越しのお姉さんがヨドンナを演じていると知らない人も多いでしょうね。
桃月「CMを見て『誰だろう?』ってネットで調べたらヨドンナが出てきてビックリしたっていう話をよく聞きますよ」
――確かに(笑)。ドキッとしますよね?
桃月「でも声を聞いて分かったとよく言われます」
――今回はヨドンナの衣装で登場してもらいました。ビシッと決まっていてカッコいいですよ。
桃月「いやあ、ありがとうございます(笑)」
――ヨドンナに変装するまでいつもどれくらい時間がかかるんですか?
桃月「メイクも入れるとだいたい1時間くらいですね。撮影が多かったので結構早い方だと思います」
――やっぱりヨドンナに変装するとスイッチが入ります?
桃月「そんなことはないですよ。実際の撮影以外は“なしこ”です(笑)」
――ずばり桃月なしことヨドンナの共通点は? 意外な共通点もありそうな気が……?
桃月「アハハハ(笑)。感情の起伏がないところとか、話し方に抑揚がない感じはわりと素ですね。あと笑い方『アハハハ』って感じも結構素かも。意外と共通する部分はたくさんありますね」
西葉「笑い声の高さとか響きはそのまんまですね。でもヨドンナほどの狂気はないですけど(笑)」
桃月「そうそう(笑)。確かにそう考えるとわりと素かもね」
――やっぱりヨドンナは、桃月なしこを大きく変えた存在ですか?
桃月「そうですね。ターニングポイントになったというか。今までは、雑誌に出ている“カワイイ子”みたいな……自分で“カワイイ”とか言うのも変ですけど(苦笑)。そんな印象で見られることが多かったんです。でもヨドンナに出会って新たな桃月なしこを見せることができて。自分を成長させてくれたキャラクターですね」
西葉「可愛いよ!」
桃月「アハハハ(笑)。ありがとう! ヨドンナ役が決まる前から悪役キャラとか性格が悪い役をずっとやりたかったんです。だからデビューして3年後にようやく願いが叶って、やってみるとやっぱり楽しかったですね」
――どんなところが楽しかったですか?
桃月「新しい桃月なしこを見せられるのは今しかないと思って、すごく悪い感じでペロッと舌を出す仕草だったり、これまで絶対にやらなかったことを思い切りできたのは本当に楽しかったですね。やっぱり“カワイイ”だけじゃ生きていけない世の中ですから(笑)」