涙の日本人選手、たたえる他国選手 「人類の理想」五輪友情シーンに称賛の声「美しい」

東京五輪・スケートボードのパーク女子決勝が有明アーバンスポーツパークで行われた中、着地に失敗した岡本碧優をたたえる友情シーンが話題を呼んでいる。

岡本碧優(中央)をたたえる友情シーンが話題に【写真:AP】
岡本碧優(中央)をたたえる友情シーンが話題に【写真:AP】

スケートボード・パーク女子決勝の友情シーンに脚光

 東京五輪・スケートボードのパーク女子決勝が有明アーバンスポーツパークで行われた中、着地に失敗した岡本碧優をたたえる友情シーンが話題を呼んでいる。

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 日本勢が躍動した。四十住さくらが金メダルを獲得し、12歳11か月の開心那が銀メダルで日本人史上最年少メダリストに。また岡本碧優が惜しくもメダル獲得を逃したものの4位に食い込んだ。

 五輪公式インスタグラムやツイッターでは決勝の写真をアップしており、その中の1枚は岡本と他国選手の友情ショット。岡本は大技「540」を成功させるも、最後のトリックをした着地で失敗し、涙を見せて落胆した。しかし、他国の選手たちが駆け寄り、失意の岡本を励まして笑顔に変え、さらに担ぎ上げてパフォーマンスをたたえている。

「五輪で初開催された女子パークスケートボードでは、優れた運動能力と技術が披露されたが、何よりも五輪精神が存分に発揮された」と記した一方、「お互いのサポートを一瞬たりともやめなかった。それが、お互いの応援という意味であれ、お互いを追い込むという意味であれ、お互いを(比喩的にも文字通りにも)持ち上げるという意味であれ」と、選手たちがお互いに切磋琢磨し、励まし、健闘をたたえ合う美しい姿を届けた。

 各国のファンから「素晴らしいスポーツマンシップ」「美しい友情だ」「お互いへの思いにあふれている」「人類の理想だ」などの喝采が送られている。

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