たむらけんじが語るエージェント契約「ほぼ100点満点」 ギャラ事情が「スッキリ」
さまざまな問題に揺れる中、吉本興業が2019年に導入した「エージェント契約」。従来の「専属契約」とは異なる新たな形として大きな注目を集めた。獅子舞を片手にピン芸人としての立場を確立し、芸能活動の傍ら「炭火焼肉たむら」などを経営するたむらけんじ(48)もその新たな形を選択した1人だ。そんなたむらにエージェント契約に切り替わってからの日々について、率直な思いを聞いた。
ライフスタイルに大きな変化はなし「本当にノンストレス」
さまざまな問題に揺れる中、吉本興業が2019年に導入した「エージェント契約」。従来の「専属契約」とは異なる新たな形として大きな注目を集めた。獅子舞を片手にピン芸人としての立場を確立し、芸能活動の傍ら「炭火焼肉たむら」などを経営するたむらけんじ(48)もその新たな形を選択した1人だ。そんなたむらにエージェント契約に切り替わってからの日々について、率直な思いを聞いた。(取材・文=中村彰洋)
20年1月から吉本興業とエージェント契約を結んだたむら。契約が切り替わり、約1年半たつが「最高ですね。本当にノンストレスです」と満面の笑顔を見せた。
「大変なことは、番組の裏かぶりを自分で調べなアカン点や衣装の発注ですね。スケジュール管理に関しては、吉本にいるときから自分でしていたようなもんなので。マネジャーが現場に来たりロケについてくることは、ほぼほぼ無かった。そこに関しては何も変わらずっていうのが正直な気持ちですかね」
電話やメールなど、個人で対応しなくてはいけないことは増えたとしながらも、以前と比べてもライフスタイルに変化はほぼないという。それどころかメリットのほうが大きいと口にする。
「僕たちがギャラをいくらもらうのかということはもちろん分かるんですけど、いくらの内のなんぼやねんっていうのは全く教えてもらえなかったんです。疑心暗鬼だった部分が分かるようになったので、『あっ、すごい吉本くれてたんや』とか、『これはそんなにくれてなかったんや』とか。そんなんが分かって、すごいスッキリしましたね。僕はオファーがきた仕事は基本的には断らないのですが、吉本さんに任せているときはギャラが安すぎるなどの理由で断った仕事もあったと思うんです。そういう心配も全く無いところもノンストレスやし、僕は『うわぁー、エージェントにせんかったらよかった』っていうのは本当に1個もないんですよ」