スイス陸上選手、空港でコロナ絡みの“災難”告白「なんて不運なんだと思ったよ」
東京五輪・陸上男子マラソンのスイス代表タデッセ・アブラハムが31日、自身のインスタグラムを更新。日本入国時のトラブルを告白し、反響を呼んでいる。
空港でコロナ陽性と告げられるも…最終的には陰性と判明
東京五輪・陸上男子マラソンのスイス代表タデッセ・アブラハムが31日、自身のインスタグラムを更新。日本入国時のトラブルを告白し、反響を呼んでいる。
8月8日に行われる男子マラソンに出場するアブラハムは、30日に入国を済ませた模様。今回の投稿では「東京の空港で災難にあったよ」として、入国の際に発生してしまったトラブルについて明かした。
「スイス航空でのフライトの前後に、五輪のルールにのっとって新型コロナの検査を受けたんだ。自宅での検査でも2回陰性だったし、他の人と同様にすべて問題なく進んでいたんだけど、東京の空港で看護師の女性だという人に陽性だと告げられたんだ」
そして、アブラハムは3月にはレースの3日前に陽性反応が出てしまった過去も説明しつつ、「なんて不運なんだと思ったよ」とそのときの心境を吐露。ただ、「現場の責任者の方と話して、より正確な結果を出すために2時間待つことになった」として、次のように続けた。
「陽性かもしれないという状況で待つ2時間は、本当にひどい時間だった。最終的には1時間40分待って、次に出てきた結果は陰性。この間、どれだけのことが頭をよぎったか! エネルギーもなくなって、ただ泣きながら家族や国、ファン、そして周囲のスタッフのことを考えていた。彼らのおかげで東京に来ることができて、その恩返しは東京のマラソンで最高のパフォーマンスを見せることだから。結局、6時間かけて選手村に無事到着して、今はリラックスしているよ」
大一番の五輪で、空港到着後のトラブルが大きなストレスになったことは想像に難くない。それでもアブラハムは「みんなサポートありがとう。すぐに会おう」とポジティブに締めくくっており、競技へのモチベーションをみなぎらせていた。
この投稿に、コメント欄では「陽性じゃなくて本当によかった!」「それは災難だったね」「なるべく早く忘れて楽しめますように」「すごい冒険だ」「普通じゃないトラブルだけど、もう全部大丈夫だ」などの声が寄せられている。