フィッシュマンズ茂木欣一、ドキュメンタリー映画の反響に感無量 「感謝しかない」

今年デビュー30周年を迎えたバンド「フィッシュマンズ」のドキュメンタリー映画「映画:フィッシュマンズ」の舞台あいさつが30日、都内で行われ、フィッシュマンズの茂木欣一が登壇した。

「映画:フィッシュマンズ」を語る茂木欣一【写真:ENCOUNT編集部】
「映画:フィッシュマンズ」を語る茂木欣一【写真:ENCOUNT編集部】

茂木欣一、伝説のバンド・フィッシュマンズを語る

 今年デビュー30周年を迎えたバンド「フィッシュマンズ」のドキュメンタリー映画「映画:フィッシュマンズ」の舞台あいさつが30日、都内で行われ、フィッシュマンズの茂木欣一が登壇した。

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 フィッシュマンズは1987年に明治学院大の音楽サークルのメンバーで結成。レゲエなどを基調にロック、ファンク、ヒップホップの要素を混ぜたハイブリッド・サウンドが人気を博した。大ブレークとまでは至らなかったが、現在でも根強くファンを獲得し続けている。海外での評価も高い。

 1999年にボーカリストの佐藤伸治が早逝したため、バンド活動は休止となるも、茂木が唯一のメンバーとして2005年に再開。茂木は東京スカパラダイスオーケストラのドラマーでありながら、定期的にフィッシュマンズとしても活動を続けている。

 同作は、過去の映像と現在のライブ映像、佐藤が遺した言葉とメンバー・関係者らの証言をつなぎ、デビュー30周年を迎えたフィッシュマンズの軌跡をたどっている。

 1万5000人の動員を記録した同作について茂木は、「すごいですね。その事実がうれしすぎて…。人数で行ったら武道館いっぱいですね。今は2021年。デビューから30年のときがたっているにもかかわらず、バンドの映画を見て下さったということ。うれしくてしょうがないです。感謝しかないです」と感無量の表情を浮かべた。

 ミニシアターランキング1位を獲得したことについては、「びっくりですね。すごくうれしいです。プロデューサーが作りたいと思い、監督がまとめてくれたから、ものすごく頑張ってくれたから今日がある。と思うと、一つ一つの出会いが本当に大事だなと感じざるを得ないです」と茂木。さらに、「佐藤君が作ってくれたフィッシュマンズという音楽が、時を超えて人の心に伝わってくれるんだな。それを改めて現実として感じる。1位という情報は本当にうれしいですね。感謝のデビュー30周年としか言いようないです」と付け加えた。

 最後に茂木は「この映画を作ってもらったことによって、フィッシュマンズへの思いがすっきりしました。これで次のチャプターに行けます。フィッシュマンズの音楽をいろいろな人に伝えたいと気持ちもあふれてきました。これから鳴らす音にこの気持ちを込めていきたいです」と今後の音楽活動への意気込みを語り、イベントを締めた。

 イベントでは、手嶋悠貴監督と坂井利帆プロデューサーも出席した。「映画:フィッシュマンズ」は新宿バルト9、渋谷シネクイントほか全国公開中。

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