旭川近郊にヒグマ現る 足跡発見に地元住民びっくり「見たことない」
ヒグマの市街地出没が相次ぐ北海道で、道路にくっきり残るクマの足跡が発見され、地元住民が警戒を強めている。
「今年、急にクマが出るようになった」
ヒグマの市街地出没が相次ぐ北海道で、道路にくっきり残るクマの足跡が発見され、地元住民が警戒を強めている。
旭川近郊で28日に撮影された写真。道路に大きなクマの足跡が、点々と続く様子が収められている。人間の足と比べると、そのサイズは一目瞭然。白く残っているのは畑の泥の上を歩いたためで、道路の上で太陽光によって泥が固まったものだという。
撮影した旭川市の住民は「私たちでも見たことない」とびっくり。周辺ではクマの目撃情報はあるものの、ここまでの痕跡は初めてという。「今年、急にクマが出るようになった。ウチのすぐそばにもクマの親子が出ている」と声を震わせた。
北海道では6月18日に、札幌でヒグマが男女4人を襲い、重軽傷を負わせた。旭川でも6月中旬から美瑛川沿いの住宅街を中心に、ヒグマの出没が相次いでおり、対策を強化している。
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【写真】足跡は畑の中にもくっきり…道路を縦断して点々と続くヒグマの痕跡、実際の写真