日向野祥「あの言葉がなかったら役者の道に進んでいなかった」 美容師の道を断念した恩師の言葉

インタビューに応じた日向野祥【写真:ENCOUNT編集部】
インタビューに応じた日向野祥【写真:ENCOUNT編集部】

30代は40代を迎えるための10年

――30代を迎え、20代との意識の変化などはありますか?
「自信がつきました。18歳のときに劇団に入り3年間活動して、そこから別の芸能事務所に所属して小劇場を中心にお芝居をしていました。母が亡くなり2年間芸能界を休業して、27歳で芸能界に戻ってきました。ブランクが2年間あり、年齢的に考えて遅いとも感じていましたが、仲間たちがどんどん有名になっていくのを見て負けたくないなと。今の事務所に入り2.5次元に出演させていただくようになって、たくさんの方に応援していただけるようになったり、仕事も増えてきて自信が付きました。今までの積み重ねが仕事につながっていると思います。20代は、お芝居のうまさはもちろん、あいさつなどの礼儀を意識してやってきました。30代は絶対に成し遂げたい目標はなくて、40代を迎えるための10年だと思います」

――では、理想の40代とは?
「“役者・日向野祥”として、もっといろいろな作品に出演して経験を積んで、良い意味で“日向野祥”という名前が独り歩きしていたいです。『作品=日向野祥』と言えるような代表作に出演したいです」

――最後に本作の見どころやメッセージをお願いします。
「昭和のテレビドラマで放送されていた『遊星王子』に令和の技術、新しい要素を取り入れています。一新した遊星王子でもありつつ、古き良き昭和の良さを存分に残した作品です。ただ戦うことだけではなくコメディー要素や人間関係も描かれているので、特撮ものを見たことがない方にも楽しめる作品となっています。昭和と令和をミックスした『遊星王子2021』をぜひ楽しんでいただきたいです」

□日向野祥(ひがの・しょう)1991年1月19日、神奈川県出身。2.5次元舞台の出演で人気を博し、現在は実力派俳優として映画や舞台をはじめ多岐にわたるジャンルで活躍している。近年の代表作は、2.5次元ダンスライブ「S.Q.S(スクエアステージ)」シリーズ、ハイパープロジェクション「ハイキュー!!」、TOKYO MX「彼が僕に恋した理由season2」、映画「縁側ラヴァーズ 2」など。今後は「KingLEAR&MACBETH2021“マクベス”」「令和千本桜~義経と弁慶/コロッケものまねオンステージ2021」の出演を控えるなど幅広く活躍している。

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