荒牧慶彦「すごいステージができた」 舞台「憂国のモリアーティ」第2作に充実感

舞台「憂国のモリアーティ」case 2が23日、東京・渋谷区の新国立劇場中劇場で開幕した。原作は「ジャンプSQ.」で2016年9月号から連載されたコミック。累計発行部数は400万部を突破する人気作品だ。

シャーロック・ホームズ役の北村諒(左)とウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の荒牧慶彦【写真:(C)竹内良輔・三好 輝/集英社 (C)舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会】
シャーロック・ホームズ役の北村諒(左)とウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の荒牧慶彦【写真:(C)竹内良輔・三好 輝/集英社 (C)舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会】

原作は「ジャンプSQ.」で連載されたコミックス 累計発行部数は400万部突破

 舞台「憂国のモリアーティ」case 2が23日、東京・渋谷区の新国立劇場中劇場で開幕した。原作は「ジャンプSQ.」で2016年9月号から連載されたコミック。累計発行部数は400万部を突破する人気作品だ。

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 英作家コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズに登場するホームズの最大の敵、モリアーティ教授を主人公とし、階級制度に縛られた大英帝国の闇と変革の物語を描く。舞台化第1弾は2020年1月から2月に、西田大輔の脚本・演出で上演。古くから根付く階級制度にむしばまれた社会を変え、理想の国を作ろうと誓うモリアーティ3兄弟の過去と現在、そして結ばれた強い絆の物語を、ストレートプレーならではの繊細な描写で作上げて好評を博した。

 西田脚本・演出による舞台化第2弾となる「case 2」では、悪によって悪を裁く“犯罪卿”となったウィリアム・ジェームズ・モリアーティと、ウィリアムが自身の計画に必要不可欠な“悪を暴く探偵”として選んだシャーロック・ホームズの関係性がより深く丹念に描かれている。キャスト陣は回転するステージの上で躍動感あふれる演技を披露。ダークな照明が当時のロンドンの雰囲気を作り上げている。前作ラストでモリアーティ陣営の一員となったジェームズ・ボンドや、「切り裂きジャック」の異名を持つジャック・レンフィールドといった新キャラクターも登場している。

 ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の荒牧慶彦は「前作ではあまり描かれなかったウィリアムとシャーロックの出会い、対決が描かれるということで、今作もとても楽しみにしていました。原作の持つパワーと、舞台で醸し出される雰囲気、熱量、それらが合わさってすごいステージができたのではないかと思っています。今作もどうぞご期待ください」とアピール。

 抜群の推理力を持つ名探偵シャーロック・ホームズ役の北村諒は「新キャストを迎え、さらにパワーアップしたモリステ。原作もどんどん進み、ミュージカル化や、アニメ化もされたりと、どんどん展開していく『憂国のモリアーティ』に日々、活力をもらっています。そんな僕ら自身も作品に、役に、さらに深く入り込んで、素晴らしい舞台に仕上がっていると自信を持って言えます! ぜひ、時代を変えるエネルギーを受け取りに来てください!」と呼びかけている。

 同舞台は31日と千穐(しゅう)楽の8月1日にライブ配信を行う。

次のページへ (2/2) 【写真】熱量あふれる推理劇を繰り広げた「憂国のモリアーティ」キャスト陣のショット
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