町田啓太、“音声ガイド初挑戦”は葛飾北斎展 喜びながらも「すぐ切ってください」と恐縮
劇団EXILEの町田啓太が21日、オンラインで行われた、特別展「北斎づくし」の記者発表会に出席し、展覧会の見どころなどを語った。
特別展「北斎づくし」オフィシャルアンバサダーに就任 音声ガイドで展覧会を案内
劇団EXILEの町田啓太が21日、オンラインで行われた、特別展「北斎づくし」の記者発表会に出席し、展覧会の見どころなどを語った。
20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎。本展は、北斎の生誕260年を記念し、代表作である「北斎漫画」、「冨嶽三十六景」、「富嶽百景」の全ページ・全点・全図が一堂に会する展覧会となる。
この日、“北斎ブルー”をイメージしたスーツで登場した町田は「着飾ってきました」と照れながらあいさつ。
本展のアンバサダーを務める町田は、一足先に展示を見て、「受け止め切れないぐらいの圧巻で、勉強不足だったところもたくさんあるんですけど、葛飾北斎さんと言えば、『冨嶽三十六景』とか『富嶽百景』とか富士山と波だったり、北斎ブル―のイメージがあったんですけど、よくこの展示を見ると、そこに一緒に描かれている人物たちが魅力的なんですよね。絵の中では富士山を見ている人々だったりが描かれているんですけれども、同じような気持ちになりながら見れる展示だと思いながら見させていただきました」と感想を語った。
また、町田は本展の音声ガイド・ナビゲーターも務める。自身の音声ガイドを聞きながら展示物を見て回ったという町田は、「途中で切りましたね」と驚きの発言をし、その理由を「今回スタッフの方に生でガイドをしていただきながら見て回って、そのガイドがとんでもなくうますぎて、僕のガイドじゃなくてそっちをもっと聞きたいという感じになるぐらい夢中になって見てしまったので」と説明した。初挑戦となる音声ガイドについて、「実は美術展の音声ガイドが好きで、美術展に行くと音声ガイドをよく聞かせていただくんですけど、いつか挑戦させていただきたいなと思っていたら、こんなすてきな北斎展で初挑戦させていただけるということで、お話を聞いたとき心躍って、すぐ『お願いします。ぜひ、やらせてください』という感じでした」とうれしそうに打ち明けた。
音声ガイドの聞きどころについては、「要所要所に少しだけ、北斎さんの絵にもある遊び心と同じ感覚で、僕もその気持ちを感じながら、せりふ調のところがあったりするので、そういうところも楽しんでいただけたら」とアピールする一方、「邪魔だなと思ったら、すぐ切ってください」と冗談交じりに話した。
さらに、一番好きな展示を聞かれた町田は悩みながら、「すごく印象に残っているのは、富嶽百景の波が鳥に変わっている作品があるんですよね」と後ろを振り返ると、その作品が展示されていて、「あったんだ。狙ってなかったんです本当に!」と“釈明”。続けて、作品の魅力について「水しぶきかと思ったら鳥たちがいて、一羽一羽表情があるといいますか、すごいなと思い、僕の中では印象に残っています」と伝えた。
最後に、「数々の作品を残されている葛飾北斎さんの作品がこんなにも集まっているんだと。見れば見るほど引き込まれ、圧倒され、見る方によっていろいろな視点で楽しめる素晴らしい本展になっていると思いますので、ぜひ酔いしれていただければと思います」と笑顔で呼びかけた。
展覧会は、東京・六本木の東京ミッドタウン・ホールで、22日~9月17日まで開催される。(休館日:8月10日、8月24日、9月7日 ※開館日程や開館時間に変更が生じる場合あり)