松坂桃李、役所広司からのライターを「お守り」に持って熱演 別作品で共演の斎藤工「片時も離さず持っていた」

俳優の松坂桃李が20日、都内で行われた主演映画「孤狼の血 LEVEL2」(8月20日全国公開)の完成披露プレミアイベントに出席した。

イベントに登壇した松坂桃李【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した松坂桃李【写真:ENCOUNT編集部】

鈴木亮平、西野七瀬、斎藤工、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎ら豪華俳優陣が集結

 俳優の松坂桃李が20日、都内で行われた主演映画「孤狼の血 LEVEL2」(8月20日全国公開)の完成披露プレミアイベントに出席した。

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 本作は、第42回日本アカデミー賞など映画賞を総なめにした映画「孤狼の血」(2018年)の続編。舞台は前作から3年後。暴力組織を取り仕切る一匹おおかみの刑事・日岡(松坂)と、裏社会の“最凶”組長・上林(鈴木亮平)との壮絶な戦いを展開する、原作では描かれていないオリジナルストーリーだ。

 前作から引き続き出演の松坂。前作は新米のエリート刑事だったが、今回は、警察と裏社会で渡り歩く“ダーティー”な役柄に変貌を遂げた。“イメチェン”に松坂は「いやあ、3年の月日が経った作中の設定と同じように、実際にも3年の月日が経っていたんです。たまっていた思いをぶつけたいなと思いました」と話した。前作に主演し、刑事・大上を演じた役所広司から実際にもらったというライターをずっと大事に持っていたといい、「お守りのように持っていたんです。今回の続編で、思いをぶつけました。ようやく生かせました」。実際にライターを取り出して見せた。

 共演者の斎藤工は別作品で共演した際に松坂がライターを持っていたことを明かし、「片時も離さず持っていたので、この作品にかける思い、背負っているものをひしひしと感じました」と語った。

 松坂は大変だったシーンを問われると、「ある亮平さんとのシーンが、3日3晩かかったんです。血と汗といろいろなものが出ました」と明かした。鈴木は「敵同士ですが、やり終わった後で、戦友のような感じが出ました。役柄の日岡と上林にも、同じような感覚があったと思います」と振り返った。

 役作りで減量にも取り組んだといい、「飢えた感じを出したかった」と話した。最後に「なかなか見終わった後に、無条件にパワーをもらう作品はなかなか日本では最近なかったかなと個人的に思います。今回の作品は、見終わった後に、パワー、エネルギーをもらえる作品になっていると思います」とメッセージを寄せた。

 イベントには、松坂と鈴木のほか、村上虹郎、西野七瀬、斎藤、早乙女太一、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎、白石和彌監督、原作者・柚月裕子が登壇した。本作で俳優デビューを飾った小栗基裕(Oguri)がメンバーとして入る「s**t kingz」がダンスパフォーマンスを披露した。MCはケンドーコバヤシが務めた。

 この日は、「孤狼祭-コロフェス-」と銘打って、全国同時の先行上映会(全国296館)と併せて開催となった。

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