田中哲司、“ひとめぼれ”の頻度を明かす「2日に1回はしています」
俳優の田中哲司が20日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で行われた、舞台「近松心中物語」の製作発表記者会見に登壇。松田龍平、笹本玲奈、石橋静河らも出席した。
境遇の違う2つの恋の情景を描く作品
俳優の田中哲司が20日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で行われた、舞台「近松心中物語」の製作発表記者会見に登壇。松田龍平、笹本玲奈、石橋静河らも出席した。
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戦後を代表する劇作家・秋元松代の代表作である本作を、KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督の長塚圭史氏が演出を務める。元禄時代、大阪・新町(遊郭街)を舞台に、飛脚宿亀屋の養子・忠兵衛と新町の遊女・梅川、古道具商傘屋の婿養子・与兵衛と箱入り娘・お亀の境遇の違う2つの恋の情景を描く。
真面目な忠兵衛を演じる田中は「僕にとってハードルが高い役なので、心して挑まないといけない。先ほど、圭史くんに聞いたら(忠兵衛の)年齢も20代で、僕は今55歳なんですけど……。これはやばいぞって感じました」と苦笑し、長塚氏の方を見て「もし稽古場でじじくさかったら注意してねと言っています」と話し笑いを誘った。
また、忠兵衛と梅川がひとめぼれする物語にちなみ、「ひとめぼれしたもの」について聞かれた田中は、「身を焦がすようなひとめぼれはないですね。軽いひとめぼれだったらしょっちゅう。女性とか男性とか物とか景色とか料理とかのひとめぼれは2日に1回はしています」と明かした。
本作の稽古はこれから入るという田中は「今日初めてキャストの方に会って、すごく心強いと思いました。あさってから稽古で、最初の本読みがあって、僕は最初の本読みが大好きなんですけど、『近松心中物語』で皆さんがどんな世界観や価値観を持ち込んでくるのか楽しみです。圭史くんの芸術監督の第一段目なので、いい作品にして圭史くんを応援したい」と意気込みを語った。
公演は9月4日~20日まで同所にて行われる。