V6の三宅健が15日、都内で行われたWOWOW「連続ドラマW 黒鳥の湖」（24日スタート、毎週土曜、午後10時、全5話）の完成報告会に登壇。主演の藤木直人をはじめ、吉瀬美智子、財前直見、岩田和行監督も出席した。

　本作は、「愚者の毒」で日本推理作家賞を受賞した作家・宇佐美まことの同名小説を初映像化。物語は、主人公・財前彰太（藤木）が18年前に起きたある事件によって、過去の過ちに罪悪感を抱きながらも翻弄（ほんろう）されていく姿を描く。

　冒頭で三宅は、「作品自体は重厚感ある映像になっていて、息つく暇もない展開が続いていくのですが、小説を読んでいない方も読んだ方もぜひ見ていただきたいです」とあいさつ。

　三宅は、寺の住職の息子で、財前由布子（吉瀬）が参加した“瞑想の会”を開く若院を演じる。役作りについて三宅は、「原作の小説を読ませていただいて、事細かく役柄の描写が描かれていたので、それは自分にとっては助けになりました」と明かし、続けて「先にWOWOWのドラマを見て、その後に原作を読んでも2度楽しめると思います」と作品をアピールした。

　また、実際にある寺で撮影したシーンが印象に残ってるという三宅は、「とても立派なお寺で、毎回撮影前に仏さまに『よろしくお願いします』って、ごあいさつをさせていただいてから撮影に臨んでいました」と振り返ると、財前は「本当に偉いんですよ」と感心していた。

　さらに、“因果応報”というテーマで見る者の心をも翻弄（ほんろう）する本作にちなみ、司会者から「あの過去があって今があると思うことは？」と聞かれた三宅は、「16歳のときにV6に入ってグループをスタートさせたことっていうのは、自分にとって大きなターニングポイントですね。そうでなけでば、ここに立って居ないんじゃないかな」と感慨深い様子で話し、「V6になったのも、ジャニーさんに出会っていなかったらなっていなかった。右も左も分かっていない中学生の僕を選んでくれて、会社に入れてくれたので、今ここに存在しているんだなと思うと、感謝しかないです」と、しみじみ語った。

　放送初日は、V6リーダーの坂本昌行の誕生日ということもあり、三宅は「ファンの方は覚えやすいと思います。WOWOWにまだ入っていない方、今からでも遅くはないので、入会してください。全5話なので、僕は一人一人メンバーの家に行って、放送を見ようかと思います。全5件WOWOWの契約を取ってきます」と満面の笑みで話し、笑いを誘った。