俳優の寺田心が15日、東京都内で行われた主演映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」（8月13日全国ロードショー）完成披露試写会に登壇した。イベントには杉咲花、大沢たかお、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二、三池崇史監督も出席。撮影時のエピソードなどを語った。

　久しぶりにキャストと会った寺田は「懐かしいといいますか、撮影していたときの気持ちに戻りますね。撮影中は素顔でお会いすることがなかったので、今回、『はじめまして』という感じで、不思議な心境です」と語った。

「妖怪大戦争」は1968年に公開。時を越えて2005年に神木隆之介が主演の平成版が公開された。今回の令和版は寺田演じる渡辺兄が数奇な運命に導かれ、世界を滅亡に導く存在「妖怪獣」に対抗するため、世界の存亡を懸けた戦いに身を投じる。

　今回の撮影で初めてワイヤーアクションに挑戦した寺田は「地面に足がつかず、身体が思うように動かずに大変だった」と振り返った。また、撮影中は赤楚と遊んでいたことが多かったようで「赤楚さんはリアクションが大きいので面白い。特に寒気がする洞窟での撮影が多かったんですけど、条件的には洞窟は絶好のいたずらスポットなんです」と話すと、赤楚は「怖いのが苦手なんです。毎回寿命が縮んでいました」と苦笑いを浮かべていた。

　寺田について杉咲は「心くんはご飯が好きなんです。撮影合間に餃子を食べに行ったとき、すごいテンションが上がっていました。お店に着いたときに『早く行こう』と私の手をとって連れて行かれました。いつも礼儀正しいですが、そこでは純粋な姿が見られましたね」と述懐。すると寺田は「恥ずかしい」と顔を赤らめていた。

　最後に寺田は「この撮影で僕自身、一回りも二回りも成長したと思います。スタッフの皆さまや監督に感謝。本日は本当にありがとうございました」とあいさつし、イベントを締めた。