中村倫也「役作りはしていません。ネズミのまんま」 「100日間生きたワニ」舞台あいさつ

俳優の中村倫也が9日、都内で行われた、アニメーション映画「100日間生きたワニ」(全国公開中、配給:東宝)の初日舞台あいさつに登壇。神木隆之介、新木優子、ファーストサマーウイカ、上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督も出席した。

ネズミの声を演じた中村倫也【写真:ENCOUNT編集部】
ネズミの声を演じた中村倫也【写真:ENCOUNT編集部】

中村倫也が欠席の木村昴と山田裕貴の名前を出し、“仲間愛”あふれる舞台あいさつに

 俳優の中村倫也が9日、都内で行われた、アニメーション映画「100日間生きたワニ」(全国公開中、配給:東宝)の初日舞台あいさつに登壇。神木隆之介、新木優子、ファーストサマーウイカ、上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督も出席した。

 主人公ワニの友だち・ネズミの声を演じた中村は冒頭で、「こんにちは木村昴です」と、この日欠席した木村の名前を出しボケると、神木が「違うでしょ」とツッコミ。そして、中村は「なんであの人、今日いないんだろ」と残念そうな表情を浮かべると、神木が「忙しいからね」とフォローし、絶妙なコンビ感を見せた。

 同作は、ツイッターで話題となった4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」(著:きくちゆうき)にオリジナルストーリーを加え、アニメーション映画化。映画では、100日間のワニの日常と、そこから100日後の大切なものを失った仲間たちの姿が描かれている。

 当初5月28日に公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて延期になった。「いろいろあって公開延期したことすら『あったな』という感じですが……。作品は見てもらって完成すると思うので、あとは皆さんで愛でていただければなと思います」と語った。

 中村はアテレコを振り返り、上田監督に「ここはアドリブでというのがあったのに、どれも使われなかった」と苦言を呈すると、すかさず上田監督は「コンビニの前はアドリブ使ってますよ」と弁解した。

 登場人物で自身に似たキャラクターを中村は「“度ネズミ”です。度が付くほどネズミです。今回は何の役作りもしてないです。台本読んだときに、どんな奴だろうと考えてすらない。なぜなら、行動原理が(ネズミの)まんまだみたいな」と明かした。

 イベント後半では、神木が演じたワニの着ぐるみがくす玉を持って登場。司会者からくす玉を割る掛け声に任命された中村は、「ニコッとした顔で終わった方がいいですもんね。じゃ、山田裕貴で」と欠席のカエル役の山田の名前を出し、「勇気を持って(裕貴の名前を)呼び捨ててもらって」とボケを披露し、笑いを誘った。

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