俳優の草なぎ剛が7日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日比谷で行われた、映画「ミッドナイトスワン」の舞台あいさつに登壇した。

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　冒頭で、草なぎは静岡県熱海市などで発生した豪雨被災者へ「土砂災害に遭われて大変な思いをされている皆さまに、まずは謹んでお見舞い申し上げます。大雨によって、今もなお、大変な生活をされている方、今後も十分に注意して健やかに過ごせるように僕も願っています」とメッセージを送った。

　本作は2020年9月25日に上映がスタートして以来、約9か月半上映されるロングランヒットとなり、現在も上映されている。TOHOシネマズでは、14日から毎週水曜日に割引で映画が鑑賞できるサービス「TOHOウェンズデイ」が開始され、同作品も割引きで鑑賞できる。草なぎは、「皆さまのおかげです。こんなに長く公開してくれるとは思わなかったです」と感謝を伝え、続けて「監督が『なんの後ろ盾もない映画だけど大丈夫かな』と言っていたのが懐かしいです」と当時を振り返った。

　この日は七夕でもあり、草なぎは「こうやって生で皆さまに会える機会が増えていくといいかな」と願いを明かし、「こうやって久しぶりに皆さまの前に立つと刺激になります」と説明した。そして、9日に誕生日を迎える草なぎは、「僕2日後、誕生日なんです。気持ちは27歳」と話し笑いを誘った。

　同作は、これまでブルーリボン賞、日本アカデミー賞など数々の受賞実績があり、3日にはイタリアで開催された「ウディネ・ファーイースト映画祭」のコンペティション部門で、劇場の観客が選出するゴールデン・マルベリー賞を受賞した。草なぎは「僕自身もたくさん賞をいただいてうれしいです。皆さんに評価していただいて、気持ち的に僕自身も健やかに過ごせますし、次に向けて頑張れます。自分の代表作になりましたし、これからも大きく羽ばたいていってほしい」と喜びを語っている。

　最後に草なぎは「今日をきっかけに羽ばたいていってほしいので、『#ウエンズデイスワン』でSNSでつぶやいてほしいです」と呼びかけ、「この『ミッドナイトスワン』をまた、今日からより遠くに羽ばたいていくために、皆さんの力が必要です。1人でも多くの人に届いて、抱えているストレスとか悲しみとかを少しでも開放していただく方が増えるといいなと思っています」と伝えた。