白鳥大珠、波乱の皇治戦を激白 今後は対K-1に朝倉未来とのMIXルール戦も視野に?
浅倉カンナと寝技ルールで対戦した結果は…
2010年の大みそかに実現した青木VS長島戦は、2RのMMAルールに入った段階で、タックルを狙った青木が長島に飛びヒザ蹴りを食らい、そのままKOされるという、青木にとっては大失態を犯した試合だった。あの試合、長島は得意の打撃で1Rでの決着を試みたが、青木に逃げまくられ、2Rでは絶対的に不利な状況に置かれていた。それだけに長島の放った一撃で青木が敗れるという結末は、まさかまさかの衝撃だった。
「だから(MMA戦が不慣れでも)可能性はなくはないんですよね」
白鳥はそう語り、「(あの試合は)鮮明に覚えている。僕もあの試合は興奮した。だから自分もいつかそういうのをやってみるのもアリかと思います」と続け、「大みそか、またRIZINに出させていただきたいので、これっていう相手がいなかったら、そういうのも面白いと思います」と話したかと思うと、「やりたいですね。こうやって話してみるとやりたくなりますね」と、まんざらでもない笑顔を浮かべていた。
ちなみに白鳥は「白鳥大珠/たいじゅチャンネル」の中で、浅倉カンナと寝技ルールで対戦。まったくいいところなく浅倉にもてあそばれている。もちろん、YouTubeの企画の1つではあるものの、当たり前の話、キックボクシングと寝技のあるMMAではまったく違う競技になることは分かり切っている。
それでも白鳥は「(浅倉に)寝技を教えてもらおうと思います。もし(MIXルールを)やることになったら」と話し、今後に含みを持たせた格好だ。
いずれにせよ、RIZINというMMA主体のイベントではあっても、キックボクシング部門があるとすれば、天心と白鳥がツートップに立ったのは間違いなく、今後は天心とともに白鳥の首を狙って、いわば狙われる立場に立ったのは確実。
それだけに白鳥にMIXルールを含めた、MMA挑戦の機会が回ってくるのかは現時点ではまったく不明だが、いつ何時、何が起こってもおかしくない、「絶対」がない世界が格闘技というジャンルの面白さでもある。
果たして白鳥は今後、どんな修羅場を経験するのか。興味は尽きない。
※高橋亮の「高」ははしごだか