174センチのモデル・望月芹名、中学時代の葛藤「コンプレックス。身長測るたび号泣」

モデルの望月芹名(30)がこのほど、「一般社団法人the GIFT」を立ち上げた。心身の健全な育成、コミュニティーの構築や弱者の社会進出の支援など行う法人で、ビジネスとしてセミナーを開催する一方、虐待や自立支援ホーム、各種NPO法人などに対して無償でセミナーを提供する支援事業も積極的に行っており、今後はチャリティー企画も。1児のママでもあるモデルが社会貢献度の強い一般社団法人を立ち上げたワケは?

インタビューに応じた望月芹名【写真:荒川祐史】
インタビューに応じた望月芹名【写真:荒川祐史】

心身の健全な育成、コミュニティーの構築へ「一般社団法人the GIFT」設立

 モデルの望月芹名(30)がこのほど、「一般社団法人the GIFT」を立ち上げた。心身の健全な育成、コミュニティーの構築や弱者の社会進出の支援など行う法人で、ビジネスとしてセミナーを開催する一方、虐待や自立支援ホーム、各種NPO法人などに対して無償でセミナーを提供する支援事業も積極的に行っており、今後はチャリティー企画も。1児のママでもあるモデルが社会貢献度の強い一般社団法人を立ち上げたワケは?

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 2018年12月からは「Domani」のカバーガールとして、2021年からは「VERY」で活躍中のママさんモデルの望月。「全ての命は、全ての人生は、かけがえのない贈り物 天からの授かりもの」を意味するthe GIFTは、「変わりたいと願う全ての人のほんの少しの“きっかけ”に」という理念で作られた。昨年から設立準備を始め、今年からセミナーなどを開催し、4月に正式に法人化した。

 そのきっかけは中学時代までさかのぼる。「私、今、身長が174センチあるんですけど、中学時代から170センチくらいあって、背が高いことが死ぬほどコンプレックスだったんです。背が高くならないように矯正したり、栄養のなさそうなものを食べたりもしたんですが、止まることはなかった。毎日家で身長を測る度に、号泣し、一時は死にたいと考えてしまっていたんです。今となっては笑い話ですし、本当にちっちゃな悩みだったんですけども」と振り返る。

 高身長の悩みは年齢とともに次第に薄れる中、法政大学1年の時、ファッションショー出演の声がかかった。「それまでも街でスカウトに声をかけられたこともあったのですが、それはきっと背が大きいのが目立つからだ、と思って、それすらも悲観的になって苦しみの原因になっていたんです。でも、その時は不思議とやってみようかなと思って、ショーに出てみると、学校にはあまりいなかった背の高い子たちがいっぱいいて、背が高いことを賞賛してもらえて、初めて光が見えたんですよね」

 2012年9月神戸コレクション内で開催された「ワンライフモデルオーディション」では審査員特別賞を受賞。それをきっかけに、将来の夢が、法律家からモデルに変わった。「本当に死にたかったのに、モデルという“きっかけ”を与えていただいたことで、考え方が180度変わって、こんなにも笑えるようになった。この自分が体感できたことを、いつか形にしたいと思っていたんです」

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